とよふくさんの眼鏡

暮らしの必需品

8月に、「眼鏡のとよふく」さんで眼鏡を作ってきました。
きっかけは友人の「眼は脳と身体に影響が大きいから、大事にしなくちゃダメよ!」とのオススメでした。

友人が言うには、「ここの眼鏡をかけて、初めて物が立体に見えた」とのことでした。くっきり物が見えると世界がわぁっと広がるような、4KテレビのCMみたいな感覚にはなりますので、その事かな?と思い伝えましたが、今度は友人のほうに「?」が出ていました。

「眼鏡で脳の使い方が変わる」「眼鏡を作る検査が数ヶ月待ちかもしれない」「生活習慣から食べ物まで聞かれる」と聞いて興味が湧き、私には珍しくすぐに予約の電話をかけました。私は一ヶ月待ちになりました。
電話には15分くらいかけて、どのような生活をしているのか、今までの眼鏡・コンタクト遍歴などを聞かれます。
時間に余裕を持ってかけたほうがよいです。

それまでの眼鏡と加齢による変化

私はいろんな眼鏡が掛けたいので1本のコストを抑えつつ、でも安っぽくなりすぎるのはイヤなので、JINSなどで高めのフレームを買うようにしていました。
パソコン用の度数ゆるめ&ブルーライトカットのものと外出用の映画字幕も読めるような度数高めの眼鏡の、2本が基本になっています。

しかしここのところ老眼が強くなってきまして、スマートフォンを見る度に外さなければなりませんでした。おばさま方が頭の上に眼鏡を置いているのは、このせいか・・・と実感しました。
・・・実はあのスタイル、カッコイイと思ってましたが、眼鏡を外したら見えないので「やる機会ないよね~?」と思っていました。年齢のなせる技だったとは(笑)。
そうなると、眼鏡チェーンもあった方が便利で、いろいろと探したり、作ったりしました。

ドライアイなので、コンタクトはソフトもハードも使い捨ても、全部合いませんが、学生時代~20代はコンタクトを使っていたと思います。

生活アンケートから検査へ

検査の前に、生活習慣をいろいろと、眼に関係ある?なことまで聞かれます。食生活とか。
ここでしっかりと、どんな風に眼を使っているのかは伝えたほうがよいです。私の場合はパソコン仕事が長く、ビーズに糸を通すようなこともしますし、パソコン画面だけを見ているのでなく、手元の見本と画面とを交互に見ることもあります。仕入れなどで様々な距離感のものを見ることもあります、という具合です。

「どのように紹介されました?」と聞かれて、立体に見えることをお伝えしましたら、それは本意ではなさそうでした。が、立体視眼鏡じゃないよ、みたいな説明だったような。皆そういうつもりで言ってる訳じゃないと思いますが、間接的に本意ではない評判が一人歩きするのは避けたいようでした(私が今書いているこのブログなどもそうですが)。ですので、この記事もあくまでも私の感想として読んでいただけたら幸いです。これが全てではありませんし、間違って理解していることも多々あるかもしれません。視界のことは、見ている本人のみぞ知る、でお願いします~。

検眼のあれこれはネタバレしないほうが面白いので書かないでおきますが、日本でも数台しかない検査機器があります。私も初めて見ました。(あれは何を測ってるんだろう?)
Cマークを見る視力検査は、とても時間をかけて行われます。途中で「空いてる方向覚えそう」とも思いましたが、それも仕掛けのひとつだったのかもしれません。「うーん」となっていると、「はずれてもいいから答えてください」と促されます。

私は佐倉に早めについて、とよふくさんの店内で待たせてもらいました。その時検眼されていた方に「○○さんはとてもカンがいいから」という言葉を何度か言われていて印象的でしたから、もしかして、そういうカンの良さや判断の速さも測定されているのかしら・・・まさか・・・と思いました。

とよふくさんの眼鏡の視界

そして度数を合わせた検眼枠(レンズを重ねて差し込んだ、重たくて丸い検査眼鏡)をかけてみると、見えるんだか見えないんだか??不思議な視界です。
こんなゆるくていいのか・・・なんだこれ・・・と思いましたが、もともとかけていた眼鏡と見え方を比べると、真ん中はもとの眼鏡のほうがよく見えます。ナンバープレートの番号、道の向こうのほうを歩く人の顔の表情。
しかし、私の眼に合わせて調整した検眼枠をかけると、全体がふんわりと見えているのです。中心点の外側も、見えているんです。
再現すると、こんな感じ。
上がこれまでの眼鏡、下がとよふくさん調整の眼鏡の視界イメージです。


「佐倉」という駅名まではっきり見えそうな上の旧式モデル(と呼んでしまおう、もう戻れない気がする)に比べれば、新型とよふく眼鏡は駅名はわからないんですね。でも、車があって、道路標示があって、遠くに緑の看板があって・・・というような全体が見えます。本当に不思議です。
この視界を経験して、この細かいところは間違えるかもしれないけど、大体のことはわかるし、人が笑ってるか怒ってるかくらいの見当はつく。全体の状況が見えていて、車が来ても見えるし、人にぶつかる前に気づく。これは「眼から入る情報と一緒に、カンも働かせることになるのでは。脳の使う部分を、広げることになるんじゃないのかな」と感じました。そして、加勢先生の視界ってこうなんじゃないか、とふと思いました。
「普段からこういう視界で見ているであろう人を、知っています」と言いましたら、「その方は仕事ができるんじゃないですか。常に全体を見ていますからね。」と仰いました。
『うわぁすごい。やっぱりそうだ。』と思いました。

加勢先生って誰?な方はこちらをどうぞ

ブルーライトカットは?

近々用はパソコン用なので、気になるところです。
しかし、ブルーライトカットの眼鏡は、若干視界に黄色みがかかります。天然石の画像をトリミングしているときや、名刺などのデザインをしている時に、これがやっかいなのです。眼鏡をはずして確認したり、長時間作業するときはブルーライトをカットしていない眼鏡を掛けたりしていました(意味ない・笑)。
実際にブルーライト・カットで眼にかける負担の減少は、さほど無いのだそうで、今回はブルーライトをカットしない眼鏡にしました。
眼のまわりの筋肉のゆるみを優先しました。

眼鏡フレームの持ち込みはできません

残念ながら、眼鏡フレームの持ち込みはできません。なんでだろうと思ってましたが、とよふくさんの本を読んで理解しました。
眼鏡は脳に近いところにかなり長い時間密着させるのにも関わらず、材質に有害な物質が含まれていることがあるのだそうです。そこで、とよふくさんにあるフレームは、すべてそういう物質を使っていないもののみを厳選されているのだそうです。

さて、合うものがあればいいけど・・・と店内のもの、まだ値札のついてないものも見せていただきましたが、はじめに「いいなーこれ!でも似合わないかも」と思ったお洒落フレームに決めました。眼鏡はかけていると馴染んでくるものなので、好きなもの、掛けたくなるものを選ぶが一番だと思っています。フレームは妥協せず、レンズはまだ視力が動くかも知れないので、コストを抑えてつくりました。
フランスのTRACTION PRODUCTIONSのもの(鼈甲調)と、日本のKame ManNen(黒細)のフレームです。

なぜ2本?これは生活仕様と年齢によるものです。
一本は「遠近両用」で、外出時でも使えるもの。もう一本は「近々」で、パソコンの画面の距離50センチと、手元の両方が見えるように調整されています。

つるの調整に1本1時間・・・!

私の耳は左右で高さが違いますし、頭が小さいので、通常折れているところより手前で折り直さなくてはいけません。そのせいか、眼鏡のつるが出っぱります。

上の眼鏡は、スマートな眼鏡ケースには収まりません。
なかなかうまくいかないのか、とても時間をかけて調整してくださいました。このレンズと眼の焦点あわせが違うだけで、見え方が30%違うそうです。

実際にかけてみた!

実際にかけると、眼の周りの筋肉がほぐされるような感じで、「ずっとこの眼鏡を掛けていたい、元の眼鏡はしんどい!」となります。
また、慣れるまではこれまでと比べて視力が低いわけですから、「見えない」と感じる人も多いそうです。
その他、赤色だけが浮き上がって見える、床が丸まって見えるなどの変化があります。これは慣れていくそうで、私もはじめのうちは床が丸くなって、階段を降りる時に踏み外しそうで怖かったです。今はそれはなくなりました。脳の不思議です。
「眼鏡が必要でなければ外す」と思っていましたが、お店の方は「できるだけ着けていてください」と仰っていました。眼鏡が、眼の使い方を良く変化させていくイメージでしょうか。
一本作って半年くらいかけて慣し、もう一本作られる方も多いそうです。

はじめのうちは、眼鏡をはずすと目玉がぎゅーっと寄るように動きました。これは一体なんだろう、どうなってるんだ?と思って聞いてみましたら、実際に眼に力をいれて、目玉を真ん中に寄せて物を見るクセがついていて、とよふくの眼鏡をかけることで目玉の位置を広げているそうです。だから眼鏡をはずすと、またもとのように目玉が寄ってしまうのだそうです。これも一ヶ月でなくなってきましたが、たまに忘れて眼鏡をかけずに過ごして、思い出して眼鏡を掛けたときに「眼が広げられてる!!」と思うことがありました。

掛けて楽しい、見て楽しい眼鏡です。眼や見え方、眼の使い方、眼鏡に悩みのある方は、一度とよふくさんで作ってみられても良いかと思います。この視界はぜひ体感していただきたいです。

眼鏡のとよふく

【追記】2018.9.28
眼鏡を変えて一ヶ月の変化ですが、眼がラクに開くようになりました。結果、久しぶりにお会いした方に「眼がおっきくなってない!?」と言われます。
眼が開くようになったのと季節の変化で、よく眼が乾くようになりました。ドライアイは進んでます(笑)。眼の疲れは、自分でコントロールしなくちゃいけませんね。。。
また、私は「自然の中では目玉から直接森林を感じたいのに、眼鏡で一度遮断されるな。かといって眼鏡をはずすと、美しい緑がぼんやりとしか見えないし」と残念に感じていたのですが、この眼鏡だと全体が見渡せるので、樹々がとても美しく見えます。嬉しいことです。

【追記】2019.1.15
ドライアイのシーズン到来です。しかし、今年は全然目薬を差していません!!
今までは一日何回差してたかなというヒアレイン0.3%も、3~5日に一回、思い出したように差す程度になりました。すっごーい!疲れ目に差していたソフティア点眼液0.02%も、一週間に一回くらいかなぁ。(消費期限を守ってないことがバレてしまいますね)
一時、目がラクに開くようになったので乾いた感覚がありましたが、この冬は疲れ目もドライアイも、ほとんど感じないで過ごせています。いやーーー眼鏡って大事です。
でもやっぱり遠くは見づらいので、冬のきれいな星空の、星の数は減っている気がします。

桑坂 碧

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目に見えないものが普通に認められるようになってきたこの時世に、その時々に少しずつ変わっていく大切なことを逃さず、楽しみ、好きなものに手を伸ばし、書き残してい...

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