グランディディエライトの表面
グランディディエライトのリングをアップする予定なのですが、なかなか撮影が難しい石です。
青み、緑みの色の出具合が微妙ということもあり、一点ずつよりも相対的にみたほうがわかりやすくもあります。
今回販売するルースは、そんなに完璧なカットのものではありませんし、表面もツルツルではありません。わりとワイルド。
以前販売した丸いカボションのものがどうだったのか、ここまで気になっていなかったので不明ですが、今まで見てきたカッティングされたルースのものは大体こんな仕上がりでした。
本当に仕上がりなのか?と思ったので加勢先生に「これらの石は古いと思います?」と聞いてみました。
誰かの手に渡って日常に使われていたとか、袋に入れられてガチャガチャしてた年月があったとか、そういう歴史があるからなの?と思ったのですが、答えは「新しいと思うよ?」という一言でした。
石目の激しい石なのかしら。木でいえば楠みたいに、削っても磨いても木の荒い目が出るような感じの。
モース硬度は7.5です。そんなに柔らかいわけでもない。モース硬度7の水晶はツルツルにできるのにねぇ。やっぱり石目か?
比較です。
これらの写真はスマホにつける30倍マイクロスコープで撮影しています。これすごく便利。仕入れ先が「作ったけど売れない~買って~」と言っていたのですが、もう売り切れたようで、今は売っていませんでした。(壊れませんように!!)
上から、販売時の商品番号A、B、Cです。(ルースの大きさで言うと大・中・小となります。ちなみに一番上の写真は手前から、大・小・中です、ややこしい)
こうしてみると水晶のローズカットもいい加減だな(笑)これはかなり前から使っているものです。
表面のこの目は、普段はそんな気になるレベルではありませんが、宝石にテリや輝きを求める方は気になるものかも(ってそういう人はこんなワイルドな石を買わないか)。そのあたりから値段が決まるのでしょうけれどね。
地球から石を掘り出して、それを削って指にはめました…という自然ダイレクトな風合いは大好き!という方におすすめです。
12月26日(木)発売を目指して作業中です。どうぞよろしくお願いいたします!