2023年の手帳はどうする?「とりあえず今はトラベラーズノートで」

暮らしの必需品

2023年のほぼ日手帳の販売が始まりました。私の手帳会議はここから始まります。ほぼ日手帳を、使っても使わなくても。ほぼ日手帳って不思議なもので「使っていた時は幸せだった」って思っちゃうんですよね。それで次は戻そうかと思ってたんですけれど。
結論から話すと、現在、予定はGoogleカレンダーで、日々のタスクやメモはトラベラーズノートに受け止めてもらっています。
これが便利で快適なので、このままいっちゃうんじゃないかなーと思います。
トラベラーズノート歴は長いものの、使ったり使わなかったりで記事にもしていないので、この機会に私の使い方を書いてみます。

使い方はこう

日々、脳から止まらない思考が垂れ流れては戻り…そしてまた垂れ流れてきて「はっ、二度目!」と思うようなこの不毛さと無駄を、なんとかしたい。
GoodNotes5記録種類別のノート(例えば、サイトメンテナンスの記録、石の仕入れ記録等)は取り続けていますが、分類できないような情報や、短期間見返しそうなメモも叩き込みたい。
オラクルカードやタロットカードを記録・後で手書き文字検索するために、スケジュールやタスクとともに、Noteshelfにフォーマットを作って記録していましたが、字が汚くて検索に引っかからないことも多く、カードも毎日は引かなくなり、それにつれて他の記録も書かなくなりました。

これら分類前の頭の中のもやもや、脳内のドレイン(排水)を解決するには紙のノートだなと思い、手元にあったほぼ日手帳のオリジナルやカズン、ほぼ日の方眼ノート、トラベラーズノートを使ってみました。
今しっくりきているのがトラベラーズノートです。これは使いたい文具(芯ホルダー)に左右されていると思っています。

ノート使用方法のメソッドはいくつか実践しましたが、以下のものの影響が濃く残っています。



情報は1冊のノートにまとめなさい[完全版]

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100円ノート『超』メモ術

 

全部表紙が赤い文字(笑)。
気になること
調べもの、スクラップ離れてくれない思考、毎日のタスク、絵のラフスケッチ、落書きもすべて、一冊のノートに集めています。
一日の始まりにShinyの日付スタンプを押して、その日実行したいタスクの洗い出しから始めます。このスタンプもとうとうラストの2022年で、来年には新しいスタンプを購入しなくっちゃです。
そして何ページでも好きに書いたり、書かなかったり、メモも全部一冊のノートに集約しています。「どこに書こう」と考えなくてよくてラクになりました。

カバーに挟んでいる構成は、レザージッパーケース(何も入ってない、クッション的役割)、クラフト紙リフィル、軽量紙リフィル、クラフトファイルとなっています。

使用リフィルはこれら

私はA5サイズが一番しっくりきていて、トラベラーズノートは縦がA5と同じせいだからか、私にとってはサイズに違和感がありません。ほぼ日手帳もカズンが好きで、オリジナルはかわいいから買ってしまうのですが、使えずにいました。
多用したトラベラーズノートのリフィルは以下の通り、すべてレギュラーサイズです。

クラフト紙リフィル(使用中)


大・大・大好き。絵を描く用です。
何で描いても、何を描いてもいい感じになってくれると思ってます。これに描いた絵はときどきインスタに登場させています。
不透明水彩をのせたらシワシワになりますが、とてもきれいです。アイロンで軽く押さえたら、そこそこ平らになってくれました。
4色鉛筆など一本に多色の色が入っている色鉛筆と、絵画用調整万年筆で引いたインクを乗せるのも好きです。

軽量紙リフィル(使用中)


現在のガシガシ書く用、メインノートです。
タスク、メモ、絵のスケッチ、ラフ案など、なんでも書きます。水彩を使っても多少残るものの、でこぼこは戻りました。驚きました。
芯ホルダー+5.6mmと2mmを使って文字を書き、目立たせる時などに芯ホルダー+マジック芯で色をつけています。
そもそもがこの芯ホルダーを絵にだけじゃなくて、メモを取るのにも使いたいな、というところからこのノート使用が始まってるんですよね。リフィルのサイズ感と芯ホルダーで書きなぐる文字の大きさがしっくりきています。
ほぼ日手帳と同じく、開きながら仕事をしていると紙のはしが折れて丸まってくるのですが、閉じていれば戻るので気にならなくなります。

その他の使ってた・使ってみたい・好き・苦手


昔は軽量紙リフィルがなかったこともあって、一番多く使ってきたのは方眼リフィルです。筆記用具は万年筆でした。本当に使い倒しました。
軽量紙も今でこそ使っていますが、発売当初はこの方眼リフィルと比べて「紙が薄くて心もとない」と手をつけずにいました。

MDペーパー自体も大好きで、トラベラーズノートのフォーマットで出たのはありがたいのですが、もったいなくてメモのようなどうでもいいことをガシガシと書き捨てられないし、絵を描くのにも水は無理かと買うだけで使えていません。でもいいよね~、いいよね~。


水彩紙リフィルも持っていて少しだけ使っているのですが、本格的に描いてはいません。また使ってみたいと思いますが、ミシン目の入っているノートに「いつか切れてしまわないだろうか」と、すこしだけ苦手意識があります。
ミシン目で切り取ってポストカードとして送ることができるんですけどね。そんなおしゃれなこと、してみたいです。水濡れ防止とかどうすんだろ、と思ってしまいます。

スケジュール管理ができる月間、週間などのリフィルが出ていますが、デザインが私には華美に感じて手が伸びません。
Baum-kuchen(バームクーヘン)コラボの、日付を自分で書き入れるものは使えそうな気がします。必要ならそれを使ってみたいのですが、スケジュール管理はGoogleカレンダーが便利なんですよね。。。というわけで、カレンダー形式のものは今のところいらないかなぁ。

手持ちのカバー

トラベラーズノート・ファンとしては、そんなにたくさんは持っていないと思います。。。
チャームをたくさんつけたりはしない派です。

現在はスタバのロースタリー、ブラウンを使っていますが、ブラッシングしてもなかなか味とツヤが出る気配が感じられず。この若干のヌバックみ、どうなるんだろう。
Benlly’s & Jobsさんの熊をチャーム代わりにしています。熊だけがツヤが出てきました。熊を使いたくてブラウン色のカバーを使ってるということもあります。

台湾ビール・コラボのものがすごく欲しくて買いましたが、眺めているだけです。でも目の前の本棚からは外しません。しまいこむことはないと思います。
こちらは完全にヌバックでしょ、と言い切ってもいい風合い。箔押しものはこれしか持っていなくて、箔が薄れていくのが面白そうだなと思っています。
使うならお絵描き用にしたいかなぁ。
ビールチャームのラベル部分の白い印刷について「こすれたら簡単に剥がれるんじゃないの?」と思っていたのですが、とても精密でしっかりしていて感動しました。

同じく超多忙時に衝動的に自転車で走って買いにいったプラダの黒も、台湾ビール・カバーと一緒に並んでいます。
これが一番高かった。完全にプラシーボだと思いますが革がちょっといいんじゃないかって思ってしまいます。今見たらプラダチャームが一部、錆びてました(わかりにくいですが、最後のAの右側の斜めラインのところ)。泣ける。
レギュラーサイズの黒はこれひとつのみです。黒革をツヤツヤにされているのを見るとうらやましくなります。

オリーブもかなり気に入っています。スタバのものを買うまではこちらを使っていました。オリーブ…?って色ですね。
オーロラシューズが好きでリピートしていたころ、選んで履いていた革の色はオリーブでした。お店の人に「オリーブは味わいある濃いブラウンに育つからおすすめ」と言われて購入したのですが、その通りきれいなこげ茶に育ちました。これもそうなるのかなと思ったりしますね。

ブルーは最初に出た時に購入しました、旅用です。わりと味が出ています。
仕事で合宿に行くときはすべての情報をこのリフィルを使って一冊にまとめ、ペンをジェットストリーム三色に変更し、これを見れば参加者のことも立ち寄る場所の情報もすべてわかるように冊子を作っていました。オフィス発行の「旅のしおり」もトラベラーズノートサイズにリサイズし、青い革カバーにはさんで使うのが旅の定番でした。紐に旅のお守り石、アンティークのチベタンターコイズをつけています。
このくらい大きいと、旅の途中で「あのメモ帳はどこいった!?」とはならないんですよね(笑)。
それにしてもここ数年は旅はできなくて、このカバーも使われていませんね~。。。

そして永遠の定番でありmy ファースト・トラベラーズノートの5周年キャメル、めちゃくちゃいい色に育っているので使いたいんですけど、今は待機組です。
中に挟んでいるのは台湾の青青文具「KEEP A NOTEBOOK」シリーズの手帳カバーです。青青文具のサイトから直接購入しました。

あと、すっかり忘れてました、ACE HOTELのブラウンがありました!スタバのと比べたら色が明るい。
購入当時も同じことを思っていたようで、トラベラーズノートのお店の方に「明るいですね!?」と聞いたら「個体差の範囲内」という答えをいただいていたことがインスタグラムに記録してありました。
革の表面が滑らかでトラベラーズノートぽくないと思っていましたが、今見るといい具合に育つ革なんじゃないかという気がしてきました。
こちらのカバーはリフィル保管用になっています。

ほんと、トラベラーズノートの革って微妙に全部違いますよね。
育てるのには時間がかかるから、増えていくのも悩ましいところです。

2023年の、とは言っているけれども

まだ9月です。2022年だってあと三か月以上ありますから、本当に来年になるまでに方針は変わってるかも。
「2023年はとりあえずトラベラーズノートで」というタイトルにしましたが、スケジュール・フォーマットのものを購入するわけではないのでただのノートの使い方にすぎません。
今年は久しぶりに能率手帳ゴールド小型を購入し、マヤ暦、シュタイナーの「魂の暦」、烏兎暦などを書き込んだりしていましたが、6月で止まってしまいました。
止まりつつも続いているのはほぼ日5年手帳だけになってきました。これもコロナの記録をつけようと思っていたから続いたんですけれど。

来年の試運転として紙に書く習慣を復活させましたけど、今後もなにか良い案が出てきたら執着せずに試していこうと思っています。なんだろう。ひとつのフォーマットを続けていこうという強い気持ちがなくなってますね。
この数年、手帳の在庫がなくなってきた頃に滑り込みで購入することが多いので、年末には何かしらの手帳に書き込みをしているかもしれません。

そしてこの習慣と水彩画へはまり始めたことで、iPadの登場頻度がガクンと落ちました。
トラベラーズノートを選んだのも、海外の水彩画と手帳づくり(書き込み)がすばらしい方のトラベラーズノートの画像を見て、真似したくなったからです。

2023年はまだこれまでのトモエリバーが使われる最後の年ということと、日々のお言葉が英訳されているのもあって魅力的なのですが、一日1ぺ―ジの枠の窮屈さがこわい。
この予測されうる不便と不満を超えるほどのカバーが出たら…と毎年思ってしまい、8月は毎日少しずつ発表される予告をずいぶん楽しみました。
それでも今月は手帳にかける金額と同じくらいかそれ以上、水彩画活動に注ぎ込みたくて、ひとまず思いとどまることにしました。

次の山場は12月、「今月から書き込みができますよ」というようなものを、来年の準備として使い始めた人たちの画像が回ってきたら、また手帳熱が盛り上がりそうです。
まだほぼ日手帳のある生活への執着がすこし、手放せないでいます。
この気持ちがふつふつしたら、今の状態に近い以前の使い方「タスク系は本体へ、とめどなく書きたいことはほぼ日のメモ帳へ」というスタイルに戻るかもしれません。

 

桑坂 碧

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目に見えないものが普通に認められるようになってきたこの時世に、その時々に少しずつ変わっていく大切なことを逃さず、楽しみ、好きなものに手を伸ばし、書き残してい...

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