イヤーコンパス2024開催予定・現時点での振り返り

イヤーコンパス

今年は真ん中で振り返りの記事を書きませんでしたが、イヤーコンパスの冊子自体は何度も見返していました。
昨年好評でしたので今年も年内に、11月25日(土)の午後オンラインでの開催いたします。このタイミングで解説しながら振り返るのも良いなと思いますので、私が今年に期待したことと達成度を確認しつつ中身のご紹介です。
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イヤーコンパスとは

2012年に年間計画のためのワークとしてハンガリーで生まれ、世界中の人々に親しまれているワークシート・フォーマットです。今年で、当方でのこのワークブックを埋めるイベント開催も7年目を迎えます。
和訳版をもとに英文と対比しながら改良したオリジナル版を使用し、皆さんの疑問や体験を伺いながら、20ページの冊子の質問に答えを書き込んでいきます。
一年が終わる頃に見返すのも楽しみであるワークです。できあがった冊子はぜひ、ご自宅でいつも手に取れるところに保管して、見返して、書き加えてとカスタマイズしていってください。
世界中の人々がインスタにアップした「イヤーコンパス 」を見るのも楽しいですよ!

どんな集まり?

Zoomを使って、皆さんのお顔を拝見しながら、冊子を記入してゆきます。
もう何年も続けてくださっている、慣れた方もいらっしゃいますし、初めて参加してくださる方もいらっしゃいます。
一方的に講義をするというよりは、今年あった出来事を振り返りおしゃべりしながら記入していく、ゆるりとした時間です。他の人の過ごし方や、目標の立て方にヒントをもらうことが多いのが利点です。
また、同世代が集まるとその年齢なりの情報交換もありますし、世代が違うと刺激や教えをもらえます。

前半は今年の振り返りで、休憩を挟んで後半に来年に希望する方向性を書いてゆきます。
イヤーコンパスという名前の通り、その年に自分が進んでいく方向の目安にする冊子を完成させます。
振り返りだけは時間がかかりますので、事前に出来事のリストアップ用紙のデータをお渡しし、書いておいていただくようにお願いしています。やらないのもOK、自由ですが、なかなか記憶ってたどりにくいものです。

事前に、イヤーコンパスの冊子と、一粒万倍日や月の満ち欠けカレンダーこの一年にあった出来事を集めた冊子(記録のようなものです)、おまけをお送りしています。
おまけは毎年、私がよく使ったものや、いいと思ったちょっとしたものをつけています。

また毎年、記入が難しいところがあり、会の最後にオラクルカードを引いて、次の一年のテーマを決める際の参考にしてもらっています。これがなかなか刺さります。
私はこの二年、連続で同じカードを引いています。

続けていて思っていること

2017-2018年の時から続けていて、なんというか…「行動として実行していかないと、夢も小さくなる」を実感しています。何を望むのかの規模が狭くなっていく。その傾向は年々強くなっているかもしれないです。

次の年をどのように過ごしたいかを書く欄に「夢は大きく」と書かれています。
これは本当にそうで、実現可能範囲のことを書いてしまうと、読み返してもあまりおもしろくない仕上がりになります。本当の望みでもないような気配も漂います。
思考を止めて自由にリストアップしないと小さく凡庸に過ごしてしまうように感じますし、この年齢になると少しの不安はあるものの、自分自身が「それでも満足かな」という仕上がりにはなっているんですよね。
次の段階の、そのまた向こうへと想像力を働かせるのが難しくなります。悪循環です。歳を重ねたらますます、さっさと行動したほうがいいです。

2~3年かかってできそうな規模を書き続けて、実現したこともあります。その夢はいつから持っていたのかの記録にもなりますし、大きなことを書くに越したことはないと思っています。
私が2~3年書いていたことは世間的には全く大きなことではなく、「外で水彩スケッチがしたい」でした。
恥ずかしくてできるわけがない、夢のようなことでした。「描いた絵を見られて、なにか言われたらどうしよう」「5分で絵を描くなんてできるわけがない」「犬が大人しく待ってくれるわけがない」「変な人と思われるかも」と思っていましたが、すべて杞憂でした(変な人とは思われてるかも、でも言われたことないです)。今のところ、不愉快なことは起きていないです。
今ではそれがルーティンワークですから、自分にとっては大きな転換が起きたことになります。

経験を進め、「外で描く」というスタイルをやってみたかったのだということがわかりました。「何を描きたいか」が問題ではなかったのですが、今はそれがテーマになりつつあります。これが次の段階です。
そして「写真と現場での色は違う」ということもわかりましたし、実際にその場で描いた絵には下手くそで歪んでいても、なにかその時のエネルギーが感じられるなと思えるようになりました。それが楽しくて、外で描くのをやめられません。

できそうにないことばかりをリストアップするのは人によってはプレッシャーになるかもしれませんが、アファメーションのように、書いたら次に開くまで忘れてしまってもいいかもしれないですね。書いたら叶うものとして。
「ありえないな」と思っていたことも次の開催時に「家を買った」「本を出版した」など、大きめの願いが叶ったことをご報告いただいたことも結構あります。

私の2023年、これまでの振り返り

さて、読み返してみて、これは参加者の方からもいただくお言葉ですが「あれは昨年だったのか」「あれは今年だったのか」が目につきました。
もう何年も前から持っていると思っていた憧れのハンドメイド絵の具は、昨年買ったばかりで驚きました。

海外のオンラインクラスで絵を学んでいたのですが、「去年の今頃はまだやり終えてなかったのか!?」とびっくりしました。
野外で、ガッシュ(不透明水彩)で描くことを目指して勉強していたのですが、改めて記録を辿ったら、イヤーコンパス・シェアリング直前に初めて外で描いているんですよね。
まだ一年経っていないことに驚きましたけど、そんなに枚数も描けていないので、よくよく落ち着いて考えてみたら納得の時間経過です笑。感覚と実際の行動の差がありますね。

ちょっと恥ずかしいですが私が昨年、2023年について書いたリストです。
この時、「ガッシュは簡単に持ち出せない」と捉えていたのを思い出しました。
持ち歩くためにパレットに絞り出して固めると、ひび割れて剥がれ落ちてしまい、透明水彩のように保持することができません。外でパレットを開いたら、固まった絵の具がパラパラとあちこちに落ちてゆきます。密閉パレットの大げさな装備を持ち出す以外に方法がなければ日常的に使うのは難しく、透明水彩を使うべきかと選択範囲が狭くなります。
しかしなんでも方法はあるもので、You Tubeで野外ガッシュを実験・実践している人がいて、その投稿に様々なアドバイスのコメントもついていて私もそれを試し、できるようになりました。
最初は嬉しくて、描いたスケッチをSNSに上げる際に「GOUACHE(ガッシュ)」と記載していましたが、もう当たり前になったので記載しなくなりました。

2つ目の「絵、色の学びを深める」は常に実践中です。「うーん、できるかな」と思ったらトライすることを実践していくと、知らないことがたくさんある、自分がいかに描けないのかがわかりました。
それで2023年も同じく進んでいこうと思いました。

「そらを相棒のように」は、ソラ(犬・兄)は本当に賢くて言葉も理解しますし、うた(犬・妹)が暴れると諌めます。
ただ可愛がるだけじゃなく、こちらをサポートしてくれる存在として見ていけば、さらにつながりが深められるんじゃないかと思ってのことでした。私自身、うたを贔屓するところもあるので、ソラとの関係を改めて強くしようとも思っていました。

「絵を売る」は踏み出せていません。それもこれもその次の「ブランディングを確立」が関わってきますが、「絵のスタイルが決まったら売るもの」と思ってしまっているんですよね。
でも「出さずに固まるものはなし」、売らないと決まらない。とりあえず思考はおいといて本日、試作を進めることにしました。
「絵を売る必要はあるの?」と聞かれたこともありますが、加勢先生の「”(有償で)人に渡す”という段階があって初めて伸びる部分がある。それを突破したほうがいい」というアドバイスからです。
スタイル的なものがないからどうしようと思っていましたが、最近、作品一覧を見ていると「全部に通ずる共通点みたいなものはある」と思えるようになってきました。

7月17日にブランディングのことと「クリアライトな存在でいる」という言葉を追記してますね。何かあったんでしょうね笑。
大変な状態になるとそういう人たちの音楽に必ず助けられるので、自分もそうありたいと思ったんでしょう。

その他、できたこと、できてないこと

これは毎年書いてました、今年やっと新しいApple Watchになりました!
ずっとApple Watch4を使っていましたがとうとう動かなくなって困り、次の日、予定より早く9が届きました。すごいタイミングでした。
今この記事を見返すと、進化度合いがすごいです…こんなことで感心してたのか、という感じです。この時よりがっつり使っていると思います。

真ん中の「高いスケッチブックを使う、エッチャーぁぁぁ!!!」ですが、まだ使えていません。
国内では細目のものが買えず、アメリカのAmazonで購入したので購入ハードルが高く、使うのに躊躇しています。
でも今、中目のモレスキンスケッチブックを使っているので、エッチャーの中目の小さいサイズのものを買ってチャレンジしようかな。よし、次はそれにしよう。
コットン100%の贅沢な紙を日常的に味わってみましょう。

なんと幸せな2022年。いや、迷惑かける側なのも良くないですね。
2023年はきっちり怒ってることがあるので、書く準備はできている笑。私にしては珍しいです。

参考記事、お申し込みはこちら

どちらかというと小さめのことばかり連ねちゃったかなと思う昨年のイヤーコンパスでした。
行動が狭いからそうなるのよ…どんどんやっていかないとですね。
石のことを全く書いてないの?と思われそうですが、そんなことはないです、その部分を紹介していないだけです。習慣のことを書いているあたりによく出てきます。自己ケアには必須です。

これまでの開催については、こちらからご覧いただけます。

イヤーコンパスについての記事一覧

次回開催のお申し込みページも作りましたので、興味がおありの方はぜひご一緒しましょう。
冊子発送のスケジュールの都合で、11/21(月)迄、募集いたします。

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桑坂 碧

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目に見えないものが普通に認められるようになってきたこの時世に、その時々に少しずつ変わっていく大切なことを逃さず、楽しみ、好きなものに手を伸ばし、書き残してい...

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