「ペンデュラムの使い方」答えを降ろす意識の持ち方

「ペンデュラムの使い方」答えを降ろす意識の持ち方
石と魂の話

使わない日はないんじゃないか、っていうくらいカジュアルに使っている道具です。
実は次にどの石を販売するかもペンデュラムで決めています。「どうしようかな」という空気がよぎったらすぐに取り出して回してます。
どういう心持ちで使っているのかを、この機会に書いてみます。参考になるところがありましたら幸いです!

無意識状態になるのは難しい

日常に使っていて慣れ切ってしまったので、「誰でもできるに決まっている」と思っていました。
ある時クリスタルセレクトにいらしたお客様がブレスレットを選びきれず迷われていたので、「ペンデュラムを使ってみては」と出したのですが、その方にとっては初めてで、ペンデュラムをどうしたらいいのか余計に混乱させてしまいました。
初めはどんなだったのか、私はすっかり忘れていました。

結局、加勢先生にサポートしてもらいました。
動かすことについての思考が腕の筋肉を硬くしてしまっているらしくて、首、肩、腕、手からその意識を抜くようにアドバイスされました。
気功の達人が手を使わず人を倒す時のように、外からその方の腕の気の流れをコントロールして、ペンデュラムはやっと少し動きました。

初めてスキーやスノボをする人を板にのせ、説明なしで「できるできる」と坂の上から背中押しちゃうようなことだったんだろうなと反省です。

空(くう)の感覚になる

これは慣れなんですけれど、この「空(くう)」みたいな感じはよく使う感覚です。
直感が欲しい!という時や、タロットを引く時など、自分を空っぽにするような感覚です。テーマすら忘れるくらいに、空っぽに。思考派の人は「空っぽ…空っぽ…」と思っちゃうので、なかなか空っぽにならないようです。
私自身もどちらかといえば思考派なのですが「何も考えない」をいろんな時にしていて、瞬間的にならできるようになってきました。

どんな答えがきてもそれを答えとする覚悟というか、そこに判断を入れませんという宣誓のような状態でもあります。
スポーツの大会で「宣誓!」って大声で言った後の一呼吸って、考えがさぁっと遠くへ引いて、自分が集約し空間がどこまでも広がるような不思議な広い心持ちになるんじゃないかと思うんですけど、それをずっと続けるような感じかもしれません。
脳内を天に預ける感じともいえるかも。

座禅や瞑想をしている人は得意かもですね。

天地とつながるパンチングボール

せめて考えるなら、天と地を結ぶ線に自分が釣られて、上下から引っ張られている感じをつかむ身体感覚でしょうか。
グラウディングとフローティングと、自分の気の通り道を一直線にして、「バシッ!」とその線に自分がはまる感じ。かちっ、さくっ、ビィンとか、効果音はなんでもいいんですけれど。

このエネルギーの流れを強く意識して強めると、私は右側の絵のように上下両方からつるされたパンチングボール的な感触だなと思っています。
この流れに自分をはめて、自分でコントロールするのをやめて天と地に任せてしまって、脳みそは空っぽに、体も力を抜いてリラックスします。この「リラックスします」って本当によく見かける文言で、便利ですよねぇ(笑)。
もしかしたら全体に自分が溶けてなくなるような感じとか、リラックスにもいろんな感覚があると思うのですが、今回はペンデュラムを使う点においてなので、答えを上から降ろしてくるイメージのために上下に繋がる感覚を使っています。
タロットでもなんでも、答えを降ろす時はこの糸電話を伝わって頭のてっぺんから入ってくるんだな~と勝手ながら思っています。

こういうことを書くと「すべて自分の中にある、上なぞない」という意見(好み)も出てくると思いますが、そういう方は自分の中心とつながる感覚を大切にされるとよいと思います。宇宙と地球とつながり、両方からエネルギーを受けとって自分のハートで出会わせ、光を広げて答えを出すとか。

そこまで考えてたら無意識っぽくないけど、準備として、そういう構造になってるんだなーとまず頭で捉えられれば、体感につながって「どこから何がこれを動かしてるんだ?私の筋肉か??こっくりさん的なやつか?」など迷わずに済む助けになるんじゃないかと思います。

慣れれば一瞬でこの糸を張ってペンデュラムを動かすことができるようになります。
上下の糸を張ることが大したことじゃないって知っていただけると、簡単になります。「はい、張るよー…はい、張った」で3秒な感じです。
実際にはいちいち「天まで行って糸を結んで」とか「地球の中心はここ」などを感じているわけでもなくて、天と地球に張られた糸が常にあって、その糸の感触を「張られているなー」と確かめるような、漁師が張っておいた網の重さをちょっと引いて確かめてみるような、簡易確認な感じです。

この感覚については加勢先生の練気講座で教えています。(コロナ禍で開催していないのですが、いつかそのうち!!)

 

使い方の説明

ここまでは気持ちの持ち方の説明でした。
でもこれがしっかりしていないと「自分で動かしている気がする」から脱することができないと思いますので、大事なことでした。さて、具体的な使い方です。

  1. 「私の名前は〇〇です」「私は女です」など、答えが正しいと決まっていることを聞いてみます。その時の動き方が「YES」です。
  2. 次に、絶対に違う答えを聞いてみます。その時の動き方が「NO」です。
  3. YESとNOの動き方がわかったら、選択肢を描いた紙を用意して、選択肢の上でペンデュラムを動かしてみます。
    私はひとつずつ、問いを言いながら(実際に口に出すこともありますし、心の中でいうだけのこともあります)選択肢の上にかざしています。


「何色を買えば私は満足できますか?」といった質問をそれぞれの色の上で唱えながら動きを見ます。

ペンデュラムの動き方ですが、以下のようなバリエーションが考えられます。

  • を描く(右回り、左回り)
  • 直線的に動く(縦に、横に、斜めに)
  • それぞれの動きの大きさが異なる(大きく動くとYES、小さいとNOなど)

私の場合はYESだと円、NOだと縦に動きます。
強いYESだと円も大きく、「どちらでもいいけどあえて選ぶならこれ」といった消極的なYESだと円が小さいです。

また、ほとんどありませんが「全部NO」など一回で答えが出ないこともあって、2~3周やってみる時もあります。それでも全部NOだと、今はそれを考える時ではないとか、どの答えでも微妙とか、そんな感じなのだろうと思っています。

私は友人と三人、原宿で「次はどこへ行こうか~」と話していて、ひとりが「ペンデュラムで決めよう」とその場でメモ用紙に選択肢を書き、行先を決めたことがあります。その時「こんなにカジュアルに使っていいのか」と目から鱗が落ちて、日常的に使うようになりました。悩み事だけじゃなく、夜ごはんの選択とか、今日着る服を選ぶのにも使えるってことです!

事前に自分の欲しい答えに気づいてしまう時も

ペンデュラムを動かしていると、持った瞬間に「実はこの答えを指示してほしい」と思っている自分に気づくこともあります。
それが答えじゃにかと満足して、ペンデュラムを置くこともなくはないです。ペンデュラムを動かす必要ないですもんね。
自分の気持ちの確認ができたってことですしね。
それでも天地と調和した答えを知りたくて、やってみるのもありだと思います。

今回販売するペンデュラム

使いやすいブラジル産クリスタルで、カットが美しいものです。
こちらは金具は真鍮にメッキのものになります。厳密・精密な作りではありませんので、先端等が小さなチップがあるものもあります。練習に、入門に、気軽に持ち歩く用に、もちろん本格的にも使っていただけます。
傍らに置いておいて、たくさん使ってください。

チェーンは外すことができ、チェーンを通してペンダントとして使っていただくこともできます。
また、そのチェーンをお好きなペンダントにつけて、ペンデュラムにして使うこともできます。

こちらのペンデュラム、仕入れ元で値上げがありましてすべりこみ仕入れしましたものです。
以後販売することがありましたら、値段は上がります。今回は据え置きにしようと思っております。

それでは、販売作業を進めたいと思います。
どうぞお楽しみに!

 

桑坂 碧

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目に見えないものが普通に認められるようになってきたこの時世に、その時々に少しずつ変わっていく大切なことを逃さず、楽しみ、好きなものに手を伸ばし、書き残してい...

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