レイブンワンド

発売情報

なかなかのリアルな鳥の頭蓋骨の彫刻がつかわれているワンドです。見るからに強そう。なんかしたら失礼にあたりそう。
この強さがどんなものなのか、どう使えばいいのか加勢先生にリーディングをお願いしました。

仕入れのときのこと

この手の細工の凝ったワンド、昔はよく見たような気がするのに今はあまりみかけないのか… 仕入れたいなと思いつつも、なかなか目に入って来てくれていませんでした。
まさかそれが塩原氏のところにあろうとは。かなり前に仕入れたものだそうで、一本だけ残っていました。
「これだけちょっと強面だったので残ったのだと思う。それはわかっていたのだけれど、自分が気に入ってしまったので仕入れた」というようなことを仰っていました。

鳥の骸骨部分がめちゃくちゃ精巧なつくりで、(鳥の頭蓋骨について知らないのに)本物みたいと思ってしまうほどの美しさです。
自分でも仏像を彫っていたので、作られた物を見ると彫り手の雰囲気を感じるのですが、かなりお上手、エゴが抜けていて完成度が高いと思いました。もしくは彫った人も美形か(彫ったものは彫り手に似るので)。
「これ単体じゃなくてワンドに嵌めちゃうのね~、(その物だけでも美しいのになにかの一部になることが)良いのか、勿体ないのかわからないや」というのが第一印象でした。

頭蓋骨というモチーフではありますが、塩原氏セレクトということが安心感と期待感につながっていました。

素材について

石や木、金属部分の素材の詳しいことはわからなくなっていましたし、頭蓋骨というのは怖さを感じるアイテムですが、彫りがよくて「これはいいぞ」と思う気持ちが強く、仕入れを決めました。
仕入れの折、塩原氏は改めてしばらく握られていて「バランスがいいワンドだと思う、いいものだと思いますよ」とワンドのエネルギーを確認し、教えてくれました。
「いいもの」にもいろいろと方向性があるので、加勢先生に聞いてみました。後述しております。

うちのオフィスで、改めてワンドについていたタグを見たら、インクはすっかり退色してほぼ真っ白でしたが、素材名が書いてありました。
石はヌーマイト、木の部分はローズウッド、ピンク色の石はルビーでした。金属部分のことは書かれていませんので不明ですが、仕入れた際には黒かった部分が、シルバー磨き液で金色を取り戻しました(石と木にかからないよう細心の注意を払って行っております)。ただ、金メッキが薄くなって下の銀色が見えている部分もあります。

ヌーマイトは蛍光灯下で見ていて気づかなかったのですが、太陽光のもとでみると青く光る羽のようなものを含んだ黒い石で、まさにレイブンです!
いやー…ぴったりすぎです。よくぞ組み合わせてくれました。
ヌーマイトにはガーネットがまじって産出されますが、赤茶色の部分がそうだと思われます。

私的にはローズウッドとヌーマイトがわかったことが、大収穫でした。木の種類は判別しづらいです。
ローズウッドはインド系ワンドにもよく使われている素材です。それぞれの特徴は加勢先生のリーディングと共にご紹介します。

加勢先生のリーディング

このワンドは「液体的な銀」のイメージが強い。銀?水銀?プラチナ?なにかははっきり断定できないが、そういった銀色の鉱物が近くで採れたのではないか。
銀は魔除け、浄化だから、そういった性質がある。

ヌーマイトがエネルギーの増幅・帯電がいい、エネルギーがムラなく、一律に充電されていく。出力もしやすい、シンクロ率がいい。バランスのいいつくりをしている。
そのエネルギーで懐中電灯みたいに、カラスの頭で特定のエネルギー、エネルギースポットを探知する。ダウジング・ロッドに近い。
木の部分もエネルギーの伝導がいい。そういう種類の木なんだろうね。

ヌーマイトが大地、地球とつながっていて、グラウディングが強い。封印石。
シャーマンの呪具だね…これ自体になにかが宿っているわけではないけれど、装飾品ではない。使うもの。怪しい場所を探すコンパス、サーチライト。
身体の悪いところを探して抜いたら、大地に戻す。だからヌーマイトは地面に向けていたほうがいい。
持ち方としては、ヌーマイト部分を持ってエネルギーを貯めて、木のほうをトップにしてサーチして、悪い気を取り込んでヌーマイトから大地に返す。

カラス(私が言わなくても加勢先生はカラスと言った)に意味を込めている、製作者の意図があるから、これがカラスだとわかる。
黒魔術系ではなく、黒きものを祓う。悪しきものを見つけるためにカラスを向かわせる、使い魔的なモチーフ。
そして「やり直せ」と大地に戻していく。再生、やり直せ、戻りなさい、生まれ変わり。
相手のアンバランスなところを調整する、大地の気の修復にも使える。
他にもカラスの意味を調べると、使い方のヒントがあるんじゃないかな。

グリーンランドが浄化のエネルギー、地球の再生を起こすスポットなんだと思う。
特殊で大事な聖地だから、簡単に入れないように氷でプロテクトされている。

レイブンのアニマルメディスン

メディスンカードというネイティブ・アメリカンの知恵を集めたオラクルカードがあります。
本とセットになっていて、VOICE社から出版されていました。日本語版は絶版になっていますが、ずっと愛好家がいて、ネットを検索してもカードの意味を知ることができます。
私は1セット所持していまして、自分でもカードを作りました。

ワタリガラス(レイブン)のメディスンは「魔術」です。
魔術の使い手として敬うのが聖なる決まりで、ワタリガラスを恐れる者は魔術をよく知らないで手を出し、自らかけた呪文で怪我をした体験がある、または、自分で創り出した悪魔や恐れについて学ぶ必要があるのだと書いてありました。
ワタリガラスは虚空の暗闇、誕生前の状態、大いなる神秘と呼ばれる空間、虚無の空間から遣わされたメッセンジャー。創造の全エネルギーを集約した宇宙のブラックホールの色、答えを探究する色、スピリチュアルな、または非物質的な道を示す色をしています。

日本でも八咫烏のモチーフがあるように、神様の使いという見方は世界中にあるようです。

見た目と共に実際の重量もあります

いやー…よくできたワンドです。カラスの頭と羽が美しく表現されて、それぞれのパーツも美しく、よくまとまっています。
塩原氏のセレクトなので、眺めるというよりは「使うもの」なのだろうなとは思っていました。

はじめはカラス部分を下にして金属部分を握った写真を撮っていましたが、加勢先生に「それは逆さまだから撮り直して」と言われて、撮影し直しました。
持った感じは結構思いです。真ん中の金属部分が空洞じゃない気がします。ルビーの上の六角形の部分は、ナットをもとに作っているように見えます。

かなり硬派で魔術色の濃いものですが、非常に性格・用途がはっきりしていますので、使い手の方のもとにお届けできましたら幸いです。
ワンドが好きなので、こういう装飾の強いものがあればまた加勢先生にリーディングして欲しいですねぇ。面白いです。
それでは、販売作業を進めます。

レイブンワンド 詳細データ
重さ/152g
サイズ/直径28mm(ルビーが出っ張っている部分)×およそ21cm
価格/160,000円(税込価格)

 

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