雷が落ちた石と木
中国で珍重されている雷が落ちた棗の木、雷打棗(らいだなつめ)。落雷棗、雷撃棗などと言われたりもします。
まずは何とも知らず見た目に惹かれ、なんだろうと思った木でした。雷に触れた石はあるけど、木については知りませんでした。
石にもライトニングクォーツ(雷水晶)がありますが、木にもあるんですね。とても面白いですしライトニングクォーツも良い石なので、一緒にご紹介いたします。最近のマイブームです。
目次
ライトニングクォーツについて
ミナスジェライス州産でまっすぐなクリスタルが多く、その形状特徴も惹かれた要因のひとつです。
ライトニングクォーツは地中に埋もれている間に、その場所に雷がおちて感電したクリスタルです。表面に電流が走った形跡が残っています。瞬間の高温・高電圧により、表面はすりガラス状になっており、融解して周りの鉱物を巻き込むようになっているものもあります。
雷が鉱山におちる、地中に感電するほどの湿度が保たれている、感電しても割れなかったなどの条件が揃わなければならず、そして鉱物的な分類でもないのでひとつひとつ見てその痕跡を発見する必要があり、見つけにくいものとなっています。
私は昨年一年間、ライトニングクォーツをよく使っていました。これからも引き続き、サポートしてもらおうと思っています。
メロディ氏もグランドフォーメーションのひとつとされていて、面白い解説を書かれています。
メロディ氏の解説
メロディ氏の解説からキーワードをかいつまんでみます。
- ショックやトラウマからの回復を助けるために使用されてきた
- 光エネルギーを必要な方向に集束させ、転送するホロフォト(全光反射装置、光線を集めて特定の方向に投げるためのレンズまたは反射板を備えた灯台ランプ )。
- 稲妻のような愛のエネルギーをもたらす
- 自己修復を助ける、道を切り開き障壁を突破するエネルギーを提供
- ポルターガイストや霊の除去(それらが行くべき光の方向を提示する)
- レムリアの情報、他惑星からの治癒技術に簡単にアクセスする
- 集中した思考を別の場所に移す(この文章はとてもわかりにくいのですが「透視能力のある人は別の場所を見ることができ、超感覚のある人は別の場所のことを感じることができる」という感じかと思われます)
-
機能不全の影響を受けた各細胞を再構築し、完璧な状態に揃えるよう細胞構造認識を促進する
最後の一文は身体についてのことなので通常は記載しない判断をしますが(薬事法的にNGなことが多いかなと判断)、加勢先生のリーディングにも通じるものがあるので残しました。
全体的に光を集中してどこかに向けるのに優れているような感覚の描写を、応用させているように感じました。
加勢先生のリーディング
粒子が浄化されている感じがする、粒子が沸騰・膨張して再度固まるような感覚。
粒子レベルというのは、水晶の細胞の中の気泡がわっと膨張してまたぎゅっと固まって再構築する感じで浄化される。
電気的なエネルギーが帯電しているのではなく、瞬間的にそういうことが起きた後の水晶という感じがする。
使い方としては浄化、空間などもそうだし、細胞の浄化・活性だから免疫強化のサポートとか。
加勢先生のリーディングでは、水晶が雷から受けたことによる変化と、そのために帯びた性質についての解説がなされました。
メロディ氏の細胞構造のことも同じような感覚からの解説だと考えられます。
ライトニングクォーツの感想
独特の整い感があって、静かに澄み渡っているなと思っていましたが、それが落雷による結晶構造の整列のようなものだったことが今回わかりました。
この内部がすっきり整列している感じが、「個性がある水晶」というよりはツールめいていて、持っていてとてもラクでした。エネルギー循環の良いオールド・レムリアンシードみたいな感じかもしれないです(オールドは静止したようなクリスタルだと思っているので)。心身の不調の折に握ったり枕の下に入れて眠っていました。かなり以前は、雷がビリビリくるようなイメージで絶対そんな使い方はできないと思っていたのですが、杞憂でした笑。
タロットをひいたり、絵を描く時にも近くに置いています。
雷打棗について
雷打棗は中国ではパワーの強いものとしてとても人気の高い材となっており、印鑑などに使われます。
中国語はさっぱりなのでGoogle翻訳を使って、私がこういうことだろうなと見当をつけたイメージ、雰囲気としてご理解ください。正確でない情報が混じっている可能性があります。
棗は中国原産の木で、中国北部で非常に古くから栽培されています。栄養が豊かで健康に良く、干ばつにも強い果樹として漢方のみならずひろく食用にされてきました。「一日3粒の棗を食べれば、百歳になっても老いて見えない」と言われています。
棗の木はそれほど大きくなく、そのような木が雷に打たれることの珍しさからも、運がよいものとして扱われています(これは運がいいのか悪いのか、賛否が出そう笑)。
六壬神課(りくじんしんか)という天文と干支を組み合わせた占術に使われる式盤において正式なものは、一部この雷打棗を使うように指定されているそうです。
「棗」は中国では「早」と異口同音で、そのことから霊力が早く影響を及ぼすとされています。
道教における呪術道具の最高素材
雷は天の道を表し、陽の気です。地は陰の気で、雷打棗はその調和を表すのだそうです。
稲妻はすべてをはっきりと照らし出し、善と悪を区別して悪を貫きます。善いものは雷が落ちた部分以外は無事となると考えられているようです。また、雷は悪霊を取り除くと信じられているため、その痕跡があり、残った棗にも悪霊を防ぐことができると考えられています。
落雷を受けた木としては棗以外には桃も人気が高いそうですが、棗のほうが珍重されており、道教における最高の神木とされ、その儀式道具の材料として最適とされています。
雷打棗を道教の儀式の道具とするためには縁起のよい日を選び、心身の準備のために断食をして、木取りの準備をします。木を全部倒さずに一部を切り取り、赤い布で保護して地面につけないで祭壇へ運び乾燥させます。エネルギーを封印する儀式を行い、細工する日も選んで作られます。
木を地面につけてしまうと放電する(実際に電気が放出するわけではなく、気・エネルギーが逃げてしまう)のだそうで、儀式の道具として完成したあとも落とさないように気をつけるのだそうです。もちろん汚れることも厳禁です。
道教の雷打棗による儀式道具の作り方などについては「万法帰宗(萬法歸宗・清朝期に民間で流布した道教の符術書)」や「道法会元(道教呪術の理論的解説書)」といったものに記載があるようです。
この「万法帰宗」を検索すると画像が見られるのですが、子供の頃に見たおまじないの本に載っていた呪符がありました。当時おまじないブームで私も大好きだったのですが、仰々しいものが多く「もっとかわいいおまじないが知りたい」と子供心に感じておりました。しかしその図を覚えているくらいだから、やはり呪符の印象、エネルギーは強いのかもしれないですね。
こちらは私のブレスです、最初ニスが塗られたようなツヤ感があって微妙かなと思っていましたが、使うとすぐになくなりました。素引きのような表面になります。
木のブレスは石のように内側からのエネルギーを発するというよりは、身につける人のエネルギーを反映する作用が大きいので、ぜひ気持ちを込めてかわいがってあげていただけましたらと思います。(すべての樹種に共通ですが)
今回のラインナップ
今回のラインナップは、ライトニングクォーツが4点(大きなものが1点、手のひらサイズが3点)、雷打棗ブレスレットが1点です。棗ブレスレットはWORLD POWER WOOD協会さんのもので、証明書がつきます。
回転動画をインスタグラムにアップしましたので、ぜひご覧ください。
それでは、アップに向けて作業いたします!
どうぞお楽しみに。。。
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