2000年前の珠を模して削られたパキスタン水晶が楽しい!

2000年前の珠を模して削られたパキスタン水晶が楽しい!
発売情報

見つけた時にはかなりテンションがあがりました。
様々な天然石ビーズが当たり前に販売される今、規格外の形状のものを見かけることはあまりなくて、久しぶりの感覚です。それぞれ分けて解説しますね。

規格外のかわいさを察知した

「なんかすごい?かわいい!?けど、意味わからん!」という得体の知れなさがありました。
「他にない素敵なものになりそう…でも今はそれがどんなものなのかはわからない」という結構なお値段なのに確信が持てない状態で仕入れました。こういうのを直感というのかもしれないですね。
制作元の話では、出土した2000年前の水晶ビーズの形を模して作られたのだそうで、そのストーリーもとてもいいなと思いました。

お付き合いの長い、海外でも活躍しているジュエリーのプロにこのビーズを見てもらったところ「え…最高…」と言ってくださったので自信が持てました。お互いに根っこには「何かしらすごいもの」に対するセンスがあるよねと思って見てもらったのですが、やっぱりな反応でした笑。嬉しい。
私はこういう石との出会いを探してるんですよ…(ニヤリ)。

パキスタン水晶とは

パキスタン産ということで根拠なく乾いた土地で採れるイメージでしたが、鉱山はヒマラヤ山脈の一番西の端っこの麓(といっても高度はある)なんですよ。有名どころとしてはギルギット、スカルドゥあたりでしょうか。このあたりはカラコルム山脈ですが、このあたりの衛星写真を見るとヒマラヤ山脈と同じく白い雪に覆われた山々が見られます。
今回のビーズたちの詳細の産地は聞いていないのですが、風合い的にもヒマラヤ水晶に近いように感じます。

ちょっと外れたところにザギマウンテンがあるなと思ってしらべてみたら、その名前では地図に載っていませんでした。鉱山データベースを調べてみたら「ザギ山は約3×5kmの面積を誇り、標高は周囲より約175m高くなっています。」という、小さな山であることがわかりました。そして動画発見。この方のチャンネルに飛んで「zagi」と検索すると続きが見れますが、水晶が掘り出されるシーンはありませんでした。残念、見たかったけれど、そういうことは秘密にしておいたほうがいいいのかな。

山頂にドルフィンロックという突き出た岩があるみたい。

大きめのピースで

円錐形のピースはペンデュラムに

穴が細く、どうしようかと紐を通してみました。
ペンダントにするしかないと思っていましたが、自然に円錐が下を向きます。そりゃそうか…まぁ、胸の上に置けば大丈夫か…と思って見ていましたがふとひらめきました。
「そうだ、ペンデュラムにしよう!」
そして作ってみたらよく動きます、とても使いやすくて最高!
チェーンの間にもう少し装飾的にビーズを入れるか迷いましたが、よりダイレクトにクリスタルのエネルギーとつながるため、余計な装飾は省きました。金具は合金製で、古美仕上げをしてあるものを使っています。

ペンデュラムは商品のバリエーションが少ないアイテムだと思います。その中では唯一無二でかわいいと思います!!
ぜひペンデュラムを日常的に使われている方に、手に取っていただけたらと思います!

六角形のピースはクリスタルチャームに

そしてもうひとつ、六角形のピースは太めの革紐が通るのですがペンダントにするには重いかな…と感じましたので、バッグチャームのようにどこかに付けることができるようにしました。
ぶらさげずにただ手に取って愛でるものとしてもよくて、用途の決まっていない素敵なものとして仕上げたほうが素敵かもと感じました。
そのためタッセルをつけようかとも思いましたが、革紐が馴染んでいく感じも良さそうだと思いますので、このようにしました。

それにしてもこのだっぷりとした六角形。この形状に惹かれる感覚って何だろう。「6」という数字から来ているのかもしれませんが、とても魅力的です。実際はきれいな正六角形ではなく、長六角形とでもいうのかな、縦軸に長い形状になっています。それもまたいい…。

クリスタルチャームとしていますが割れたり欠けたりする可能性はございますので、あまりガツガツと何かにぶつかるような、衝撃が加わりそうな使用方法は避けていただけましたらと思います。

小さめのピースでブレスレット

小さめといってもブレスのビーズとしてちょうどよい。
ブレスレットは大きく分けて二種類です。ひとつは総水晶ビーズのもの、もうひとつは乳香木と組み合わせたものです。

このシリーズは研磨が荒いのですが、めちゃくちゃギザギザしていて雑さを感じるというわけではありません。表面は曇りガラス状で、磨き残しや研磨前・後についた欠けなど、手磨き感満載でアンティークを狙った仕上げにされています。
ひとつの珠を私も使ってみていますが自分の肌から出る油分のせいで、着けていると少し透明な感じに見えてきます。それもたまりません。
水晶ビーズだけのものはある程度の統一感とリズム感があるものと、さまざまな形状のビーズが組み合わされたものの2本です。
一つ一つ見ると「なぜこの形?」と思うようなものもあって、面白いです。

石よりは、木の中でも少しキメが荒いものがいいかなと思っていたところ、乳香木の珠がリリースされたのであわせてみました。
乳香木といえばフランキンセンスで、この木から出る樹脂を温めるとすばらしい香りになります。もちろん精油もありますね。
ブレスレットになっているのは初めて見ました。木のビーズは香りがありません。ほのかに甘いかな??と思う時もあります。フランキンセンスの精油を混ぜて作った蜜蝋クリームをお手入れに使ってもいいかもしれないです。
また、この木は苗木がたまに出回るみたいですが、とても高価で稀なようです。


(左)未使用、(右)一日着用後

この木は最初はツヤがありますが、数日着けているとツヤがなくなってきます。雷田棗と同じような性質でした。ナチュラルな良い風合いで、ガサガサしすぎない肌触りの表面になります。

当店でエレメントオイルの制作をお願いしているJasmine LABOさんが、毎年世界中のフランキンセンス12~13種をスペシャルな方法でブレンドして「Frankincense13」を作られており、私も楽しませてもらっています。販売サイトにお客様のご感想が掲載されていますが「次元が変わった」的な言葉を多く見かけます。今年の分は売り切れましたので来年の制作を待つしかありませんが、現在のサイトでは様々な土地のフランキンセンスも扱われています。
エネルギーが足りないとき、浄化が欲しいとき、リフレッシュしたいとき、不安な時のお守りのような頼りがいのある精油です。
いわゆる「花の香り」「ハーブの香り」というのとは違い、これが樹脂の香りなのでしょうけれど、例えるなら「光の匂い」かなぁ…あの干した布団のお陽さまの匂いとは違うんですよ、シンプルな光の匂いっていう感じがします。
肌の修復、抗炎症作用、リラックス、呼吸器系サポートなどによいとされており、それだけでも頼りになる精油だと思います。

発売が自分でも楽しみ

商品の種類も多いので長くなりました。
早くご紹介したい!と思っていたのでリリースできるのが嬉しいです。
なかなか無いもので、まったく同じものの再販は難しいので(とくに大きなパーツ)、気になった方はぜひお手にとっていただけましたらと思います。

回転動画をインスタグラムにアップしましたので、ぜひご覧ください。

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桑坂 碧

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目に見えないものが普通に認められるようになってきたこの時世に、その時々に少しずつ変わっていく大切なことを逃さず、楽しみ、好きなものに手を伸ばし、書き残してい...

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