糸魚川産変成岩
発売情報
もともと製作者側の意図としましては、一輪挿しなのだそうです。
でもこういう穴が空いてたら、吹くよね~♪ってことで
吹いても良いか承諾を得て、吹いてみましたらやっぱり音がなります。
穴の直径が広い(22~23mm程度)ので、音は出しやすいんじゃないかと思います。
でも息の量が多めに必要ですね。
こういう大きな穴のものは、ほっこりした音色になります。
また録音してみますね。
もしかしたら録音では伝わらないかもと思うのは、石の振動する感じです。
黄色い方がすごくその感じがあって、振動しているのがわかるんです。
そういう笛が大好きなんです。
大体、吹き口が大き目、管が太目のもののように思います。
押しても押しても、まだ押せる!という感じの広がる音を持った笛です。
さて、この石の何が素晴らしいかを製作者の方に懇々と説明していただいたのですが
翡翠でなくても、こういうきれいな石は見つかりづらいのだそうです。
市振海岸というところの石なんですが、沖に防波堤が築かれて以来、
翡翠もきれいな岩も、あまり流れ着かなくなったんだそうです。
ということは、その防波堤の向こう側にはたくさんの糸魚川翡翠が・・・
このすわりの良さも、製作者の方のお気に入りポイントのようでした。
どちらも研磨して、立つようにしてあるのですが、
もともとの形をほとんど損なわずに削られているようです。
たくさんたくさん撫でて、ツヤを増していってほしい感じの石です。
どうぞお楽しみに!