イリスアゲート
「K2クォーツをあげるあげる詐欺」、
いや、そろそろそう言ったことも覚えている人も少ないかもしれません。
またも別のものを先にさせていただきました。
イリスアゲートです。
イリスアゲートというのは、そういう種類のアゲートがあるのではなくて
切って光を透過したら、たまたま虹色に見える面を持っていたものを
そう呼びます。
仕入れの際にいただいた資料を見ますと
そもそも産出量が少なく、適切に加工したものでないと
虹色を見ることはできないので、実物に出会いにくい希少石となります。
イリスというのはギリシャ神話の虹の女神のことだそう。
虹色を見るときは、太陽光やスポットライトなど、
一点から放たれる光で見ることができ、
蛍光灯などでは難しいとのこと。
また、厚さが薄いほど虹がきれいになるので、
手で普通に持てる範囲内での薄さに加工されているのだそうです。
面白いですね。
アゲートなんて、珍しくもない石かもしれませんが
これを仕入れた当時、変り種のアゲートばかり仕入れていました。
スレイマンアゲート、仏舎利石、イリスアゲート、瑪瑙の岩笛。
私にとってはなかなか強い石で、物によっては
ブレスレットでも強すぎてつけていられなくなります。
肉体にダイレクトに働きかける石といわれています。
私には癒すというよりは、活気づける印象があります。
あ、でもブルーレースアゲートなんかは癒しかな~。
ブレスレットを見ていると、
集団でひとつの意志を持って働くようなイメージもあります。
いや、それはまぁ、どの石もそうかもしれませんが、
軍隊みたいな、僧院みたいな、あるひとつの意志のもと
見た目もそっくりに同じ方を向いて、でもひとりひとりは違って
みんな魂を燃やしているような。
そんな感じです。
水晶ほど、結晶が揃っていない分、強さがあって
水晶が拒絶するエネルギーも受け止めてくれるような包容力を感じます。
そのアゲートがこういう繊細さを見せてくれるのが
面白いところです。
こうしていると普通なのにね~(笑)