銀鈴ブレスレット(沈香、沈香木)
無地の銀鈴の在庫があり、何を合わせようかと考えて、ずっとそのままになっていました。
以前仕入れた沈香が良かったので、そちらでと思い立ちました。そして他にも、沈香部分がまだ少ない「沈香になっていく木」のものを仕入れました。
目次
沈香とは
香木については、「香(こう)で幸(こう)を呼ぶ」ので縁起物なのだと聞いたことがあります。
沈香は東南アジアなどの熱帯地方にて、ジンチョウゲ科ジンコウ属の樹木の採取される香木です。木が傷ついて風雨にさらされたり水物したりすると、その部分に樹脂を分泌し腐敗を防ごうとします。長い年月を経てその樹脂部分が残り、沈香となります。
日本では御香、お線香に、中国では漢方、風水的な浄化の香りとしても珍重されています。
ストレスをかけた野菜も甘みが増すなどで美味しくなるといいますが、この植物界の反応とそれに対する人間の反応には、一体どういう相関があるのかなと考えてしまいます。
加勢先生に「人間も多少はストレスがあったほうがいいんですかね」と聞いてみたら、「…そこじゃないと思う。はねのけるのがいいんでしょ。圧で気持ちいいのはマッサージだけだよ」とのことでした。
抵抗する力がないと、死滅しちゃうだけですもんね。なるほどです。
沈香と沈香木
沈香11mm
沈香木12mm
今回仕入れたものは「沈香」と「沈香木」という名称になっていました。
沈香は樹の黒い部分を使って作られているのだと思います、いわゆる沈香とされる香木部分です。
沈香木のほうはその周辺材だと思われます、かすか~に沈香のような香りがありますが、ほぼ「木」の状態だと捉えていただければと思います。それでも、香木という条件なしに素で見ても、木の様子や色がいいなと思いましたので、仕入れを行いました。通常は削り落とされる部分であり、ある意味貴重な木材部分なのかもと思わなくもないです。(ちょっと思考がマニアすぎますけど)沈香木の部分はこのブレスの珠のように、黒に染めたりせずにそのまま活かしてほしいなと思います。
私と沈香の話
私は時々、近くに何もないのに墨の香りと、沈香の香りを感じるときがあります。
墨の香りがすることについては、加勢先生に「守護霊様の呼びかけだから、墨を摺るといい」と言われました。昔から墨の匂いが好きで、ただ摺ってねっとりしたら捨て、その頃には気持ちもすっきりしているという、ちょっと勿体ない墨摺りセラピーを繰り返してきましたが、その話を聞いたときに腑に落ちました。
そして沈香に着目したのにも加勢先生からのアドバイスがあってのことでした。
なにかしら良い存在が近くにいるので、その定着のために2つのことをやってみると良いと言われました。
ひとつは笛を吹くことで、もうひとつは香木をしばらく身につけることでした。当時加勢先生が茶封筒の裏に描いた「こんな存在が木の根っこのところに座っている」という絵と、「こんな木をペンダントにしてつけなさい」の絵です。
そこで香道の専門店に行って香木を買い、ペンダントにしました。今思えば木切れにしか見えないものを首からさげていたわけで、なかなかヤバい感じだったかと思います。裏側の凹んだ部分にモルダバイトで作られた観音様をはめ込んでありまして、物としては素敵なんですけど…。ちょっと大きすぎて見た目がやばすぎるので、小さいバージョンも作りました。
そしてこの存在の絵を描いて定着してもらい、今でもその絵をオフィスに飾って始業時と終業時に神棚とともに手を合わせています。加勢先生も同じようにしてくださっています。
ずっと昔に大陸から渡ってきて仏教の教えを広め即身仏になられたような方とのことで、名前の文字や音も聞きました。それから沈香のブレスレットも見つけて、よく身に着けています。
加勢先生の香木についての解説
加勢先生が以前動画内で沈香や白檀について話していた部分を抜粋してみます。
木の主張は香りだと思う、見えないエネルギーというよりは嗅覚的なもの。
嗅覚は「教え」が強い。家相などの仕事では沈香をよく使う。沈める香りという名前そのままで、その場を鎮めることに使う。
地面に足をつけていたらフロー(上)に、意識があがりっぱなしだったらグラウディング(地)にと、どちらに作用するかは立ち位置による。
「教え」とは…!わかったようなわからないような笑。
しかし沈香については前述の話以外にも苦み系や突破系の思い出がいくつかあり、そのひとつひとつが教えだったのかもしれません。香木認識でなくとも、杉や松なども香りがありますから、そこに教えはあるかもしれません。私は出雲黒松にはちょっとそれを感じていますし、思い起こせば屋久杉にもそういったメッセージ性というのか、発する空気感のようなものがあるように思います。
皆様にも、木々がなにかのひらめきにつながりましたら幸いです。
回転動画をインスタグラムにアップしましたので、ぜひご覧ください。それぞれの鈴の音色を二枚目の動画でご確認いただけます。
それでは、発売に向けて準備を進めます。
どうぞお楽しみに!
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