2025年の手帳は「ペーパーリパブリック」でいきます!
しばらく手帳について書いていなかったのですが、来年の手帳をペーパーリパブリック(Paper Republic)で購入しましたので、この機会に現状記録です。
そしてペーパーリパブリックさんの手帳と発送、梱包やお得情報についてもご紹介してみます。
目次
きっかけはスケッチブックがあること
ペーパーリパブリックさんの製品に手をつけたのは、スケッチブックに革カバーという組み合わせに魅力を感じたのがきっかけでした。
それまで使っていたトラベラーズノートにも画用紙や水彩紙のリフィルはありますが、私の使いたい条件には合いませんでした。
アメリカのトラベラーズファクトリーには水彩紙のリングノートがあります、それに素敵なスケッチを描いている人も見かけます、これは良さそうでうらやましい。使ってみたいです。アメリカのTFはスケッチに積極的で、オンラインライブ開催があったりオリジナルのスケッチ用パレットが販売されていたりします。
さて、最初はクリエイターバンドルを購入しました。それらを購入したあと、スケジュール帳も発行されていることを知りました。
週間レフト式のみ新年度に入ってからも再販されたようで、「残りわずか!もう再販しないよ!」というセールストークにジリジリと煽られ、今年の3月末に購入しました。
ほかに週間ブロック式もありますが、こちらは再販されませんでした。
Paper RepublicさんのFacebookページより、ボックス式フォーマット
サステナブルなものづくりを目指す
また、「サステナブルであること」を目指す会社で、使用する革については皮革のために動物が殺されないこと、廃水処理と廃棄物のリサイクル(肥料や建築資材に)を通じて循環型経済がプロセスに浸透していること、なめし工程で環境に害を及ぼす化学物質や金属(クロムなど)が一切使用されないことを保証されたもののみを使用されています。リサイクルとクリーンな廃棄方法が容易になり、環境への影響がさらに軽減される可溶性染料のみで染色されています。
使えば美しく経年変化することから、長く使えてより環境にやさしいとも謳っています。
また、意外ですが「ヴィーガンレザー」という用語は、合成皮革(石油ベース)から植物ベースの皮革代替品まですべてを網羅する、広範で誤解を招く可能性のある名称です。
コルクやパイナップルの葉などの植物由来の素材から作られることもありますが、ポリウレタン (PU) やポリ塩化ビニル (PVC) などの石油由来の合成素材を使用して製造されることもよくあります。プラスチックフリーの反対をいってしまいます。
合成皮革の石油ベースの、非常に限られたリサイクルの可能性を考慮すると、これらが持続可能な皮革の代替品として考えられる可能性は低いと考えられています。
植物由来の皮革は動物皮革と同じく食品産業の副産物であり、廃棄物の再利用であることは持続可能なものであると言えますが、「環境への影響を大幅に増加させる専用の培養物から調達される場合があり、これは植物由来の皮革が、必ずしも動物皮革よりも持続可能ではない、または動物皮革と同じくらい持続可能であるとは限らないことを示している」と説明されています。
なんにしても、よく吟味しなくちゃということは変わらないんですね。
そういえばパッケージがおしゃれだけどシンプルなのも、これを目指してのことかもしれません。
レフト式とドット方眼への苦手意識が克服できた!
私の用途としてタスク管理を箇条書きできればいいので、本当はブロック式が欲しいと思っていました。
ところが苦手と思っていたレフト式が、使ってみると快適でした。これまでレフト式といえば能率手帳とほぼ日weekを使ったことがありますが、右側のノートがうまく使えていませんでした。
使おうと思えば足りない気がしますし、書くことがなければまっ白になっていました。それがA5サイズだと窮屈に感じなくて、仕事のメモや思ったことをぽろっと書き留めておけたり、絵を描いたり、思い出になるものを貼り付けたりと活用できています。A5サイズの1ページは私にとっては絶妙な容量でした。
この余白もよくて、一番左の「may」の下に一週間を象徴する出来事や言葉を書いています。
もうひとつ苦手と思っていたもの、メモページがドット方眼でした。「点々がうるさくてキライ、無地かふつうの方眼がいい」と思っていましたが、使うインクを検討することで気にならなくなりました。慣れるものですね、あんなにキライだったのに。
ページを縦2つに区切ることができる目印も印刷されており、なんとなくそれに従って書いたり書かなかったりして、それも便利です。
紙は100g/㎡、スケジュール帳にしてはかなりしっかりめだと思います。
また、全体の構成として週間ページと年間ページ(今年と来年)しかなく、余分なメモページがついていないことも好感度高いです。
この手帳はノートたちを組み合わせて自分好みにするのがウリなトラベラーズノート方式なので、私もスケジュール帳のほかにフリーノートを一冊挟んで、雑記に使っています。
仕事や生活のタスクと同時に、暮らしの中で考える大事なことや思いもメモることができ、余分なページや要素も一切なく、ここ数年の中ではかなり快適な手帳生活になっています。
サイズがなかなかややこしい
革カバーは大きくわけてシンプルな革一枚の「グランボヤージュ」と、内側にポケットのついた「ル・ポートフォリオ」があります。
これが結構、サイズが違うんですよ。
グラン・ボヤージュ
グランボヤージュはシンプルさを追求しているので、革が硬いうちはリフィルがはみ出るきっちりサイズです。「どうやったらリフィルがきれいに収まるの?」との疑問を投げかけるユーザーもおり、こちらのブランドからの返答は「使っているうちに革が伸びます」でした笑。とくに複数冊収めたい人ははみ出てると思います。
そしてこのサイズが独特なので、他のブランドのリフィルには対応が難しかったりします。
pocketサイズはまだいい、モレスキンのポケットサイズや、フィールドノート、ダイアログノートなどがぴったりです。
xlサイズではモA5ノートは横幅がはみ出てしまいます。純正を使うのが無難というサイズです。
でもシンプルかわいい…使い込んだ時の角がまるくなったりするところもかわいいです。このシリーズは大人気です、価格も安いですし、購入者の投稿を見ていても、まずはこちらを購入する人が多そうに見受けられます。私もそうでした。
これのpocketサイズに味わいが出て、かわいく使えたら最高だなと思います。絶妙サイズです。
ル・ポートフォリオ
この下のオリーブグリーンの、縁にミシン目のあるものがル・ポートフォリオです。
いろいろリフィルを入れたくなってると、A5サイズなどの規格サイズが便利だなと思うことが増えます。それでちょうど良いのがル・ポートフォリオです。
ペーパーリパブリックさんのインスタグラムを見ていても、ユーザーやスタッフさんが「仕事に使っています」と登場させるカバーのほとんどがこちらです。
規格サイズなのでペーパーリパブリックさんのリフィルでなく、国内で買えるノートも挟むことができます。応用がききます。
ポケットもあるので細かなものを入れて持ち運びたい人にはいいと思います。私は手帳カバーのポケットは使わない人なので、ペンを数本持ち歩く際に入れるなどして使っています。それも便利です。
なによりリフィルがはみ出なくて安心です。公式純正ノート(135mm x 200mm )には大きめ、A5ノート(148mm×210mm)はぴったりです。はみ出ることはないと思います。
この焼けている部分が余裕の部分です。
ル・ループ(ペン差し)
ちょっと迷うのがペン差しの「ル・ループ」だと思いますが、カバーと同じ色のものをひとつは購入しています。革にも紙にもつけられるので便利です。
そして絶対的にかわいい。これは国内のほうが安かったので、買える色のものは国内で購入しました。ITOYAで黒、茶、紺、赤のみ、4,840円(税込)でした。公式サイトで購入すると7000円前後です。
2ヶ月使った頃にゴムの端がはみ出てしまったのですが、入れ込んでゴムに使用可能な接着剤でつけてしまいました。きれいに始末できましたし、その後は問題なく気にもならずに使えています。
支払い、配送料金
為替変動へ即時対応
購入は公式通販サイトからしています。
支払い方法はクレジットカードやペイパルです。通貨は配送先区域で決まってしまうっぽく、円での購入となってしまいます。
為替の変動の反映が早く、100円単位で大まかに価格が上下します。今160円近辺なので、ここ数ヶ月の中では安いほうだと思います。まぁ変動したところでお買い物にとっては数百円の差なんですけどね。気分です。
配送料金とかかる日数
一番気になるのは配送だと思うのですが、送料は一番安くて1400円、高くて2500円の配送方法があります。
4回オーダーしてみましたが、その違いは「配送準備とオフィス出発の日取りが早いか遅いか(つまりオフィス内作業優先度)」で、配送方法自体(UPS)に違いはなさそうです。
1400円の配送で早くて6日、遅くて2週間でした。2500円の配送だと4~5日で届いたりします。
国内でも1400円かかる配送なんてザラですから、こちらは本当にハードルを低くしてくれていて助かります。
梱包スタイルは簡易
梱包については今のところ困ったことや破損はありませんが、簡易です。ちょっと危ないと感じなくもないです。
スケジュール帳とスケッチブックを2冊頼みましたが、プチプチのある外袋にそのまま入ってやってきました。フィルム包装とか、いったんビニール袋に入れて…とかはないです。
革カバーは専用の箱に入ってやってきますが、それがプチプチのある外袋にそのまま入ってやってきます。でも破損、傷、角がつぶれてた、とかはないんですよね。必ずスタッフさんの直筆一言カードが一緒に入っています。まめ。
UPSから前日にお知らせがくる
UPSからは到着前日に「明日中に届けます」というメールが来ます。しかし時間指定はできないので、いつ届くのかヒヤヒヤします。うちは都内で、だいたいいつも午後14時~夕方に届いています。
一度、ポスト投函だったことと、「届け先に会社名が入っている、ビジネス輸入ではないか」との関税関係の確認電話が入って届くのが一日遅れたことがあります。
幸い、再配達になったことがないので、受け取れなかった時にどうなるのかは不明です。
お得に購入するには
割引三昧、購入後のPRも強い
はじめての購入時はメルマガ購読で20%オフになりますので、まずはメルマガ登録して利用してみてください。
その他、バンドル購入(セット購入)で、一番人気のシンプルな革カバー「グランボヤージュ」とノートのセットが数種類あります。こちらはSNSのPR広告で流れてくるクーポンをゲットできれば(広告からリンクで飛べば自動的に設定されたはず)、いつでも30%オフです。
ただグランボヤージュが人気で、時期によっては色が揃っていないことがあります。
その後も商売上手に、メルマガで「ペン購入10%オフ」「お手入れオイル無料」などのクーポンが届いたりして、欲しくなってソワソワしますが、そのうちクーポン攻めも落ち着きます笑。
一度商品を購入して会員登録すると、その後はずっとリフィルが20%オフになります。米アマゾンで3000円程のスケッチブックを買うのと変わらなくなってきます。これで使用がかなり現実的になりますね。
国内での販売について
日本国内では銀座ITOYAさんで購入できますが、カバー裏にポケットのあるル・ポートフォリオのみで、グランボヤージュは扱いがなかったように記憶しています。
また、全色ではなく黒、茶、紺、赤の4色展開だったと思います。リフィルも扱いのあるものとないものがあります。
私はル・ループだけITOYAで購入したので「ぜひスケッチブックとスケジュール帳の扱いをお願いします」と売り場のスタッフさんにお願いしておきました。
—
さてさて、まだまだスケッチブックの使い心地はどうなんだとか、紙質は万年筆のインク抜けはとか、革はいいのか悪いのかとかそういう話もありますが、ひとまずここで導入編としておきます。
トラベラーズノートのシステムは好きだけど、あのサイズ感が微妙なんだよなという方で、革が好きな方にはおすすめです。
SNSはインスタとFacebook、YouTubeと充実しています(内容は被っています)。ユーザーを探さなくとも公式SNSを追いかけていれば、なにかしらの情報が毎日配信されていてお腹いっぱいです。
とにかくPRスタッフの仕事がすごい…スタッフの顔が出てくることも多いですし、会社組織として強いなと感じます。
現在、大きな新オフィスへの移転を計画中で、そちらの様子もちらほら見かけます。どんなスペースに発展するのか、楽しみですね。