銀鈴と木のブレスレット

銀鈴と木のブレスレット
発売情報

銀鈴のブレスレットシリーズが続いておりますが、ひとまず在庫の鈴は今回の販売で終了です。
(また制作をお願いすることはありますので、今後一切入荷しないということではないですよ)
今回、初めて「」と「」を作ってもらいましたし、これまで何度か仕入れつつ、以来いいものに出会えていなかった or 手を出せなかった沈香を仕入れました!

Om(オーム)+高野山参道杉 霊珠

これまで高野山出身の木で作られた珠はあったのですが、こちらはその中でもお大師様霊廟の参道にある杉の一部から作られている、入手困難な貴重な木です。
杉なので年輪が美しく、硬さは柔らかめになります。屋久杉ほどの香りはせず、ほんのりといった感じです。
私は冬の雪の高野山が大好きで、毎年のように行っていた時期がありました。霊廟というとあまり良くない、怖いのかと思っていたのですがそんなことはなくて、静謐な場所です。
一度、お参りで霊廟前にて手を合わせた際に、ふわっとあたたかな風が広がったのを感じたことがあり、それ以来良い印象があります。
オーム(Om)AUMとも書きますが、口を開いて音を発し、閉じるまでの音で「始まりから終わりまで」を表しています。
このモチーフも、ずっと作り続けていただいているもののひとつです。

Om(オーム)+沈香

こちらは香りは強めです、なかなか良い珠ですし、作りも美しいです。
沈香ブレスについては何度か販売していて、自分でもいくつか使っています。その中で今回のものは、一番最初に仕入れたものに近く、全体的に黒い色のものです。

まだ沈香のブレスがあまり販売されていなかったこともあり、購入された方から実際に割って焚べて確認してみたとの連絡をいただいたことがありました(「沈香の香りがしました」と連絡いただきました)。
その時は香木や念珠の珠を輸入・卸をなさっている方から仕入れたもので、香道に使う特級品質ものとはいかないまでも、沈香らしいものでした。仕入れの際に「沈香オイルで磨いてからお出ししますね」と言われ、どういうことなのかお聞きすると「沈香からとれたオイルの在庫があるときは、それで磨きます」とそのままに言われました(無いときもあるらしかったです)。
木はナチュラルなほうがいいと思っていた私は咄嗟に「えっ、塗らなきゃだめですか」と返事してしまったのですが、「やらなくてもいいけれど、オイルもございますし、状態を整えてお出しする気遣いとして磨いておいたほうが…」というような感触のお返事をいただきました。
消費者に対して「香木であると騙すためにオイルで香りづけする」といった感じではなく、好意的に話されていたので、サービス的な、心遣いのものなのかと受け取りました。
特級品ではなく身につける品質のものだからこそ、油で磨いて楽しむという使い方ができるのかもしれないなと思いました。ちなみに、今でもその17年前の沈香は香りがあります。
今回仕入れたこの珠もオイルで磨かれている感触はあります。

沈香の精油は探すと売っていることがあります。
少量でも高価ですが、香りに詳しい方に、より楽しみやすいブレンドオイルを作っていただいたことがあります。沈香精油単品だと、楽しむにはなかなか強すぎるというような話だったように記憶しています。

白い光、猫+老山白檀

今回は老山白檀に「WHITE LIGHT(白い光)」という刻印のものと、のモチーフの鈴を合わせました。
「白い光」はその名前のとおり白檀にと思い、ひとつ残してありました。白い香りと、白い光のイメージを繋げたかったのです。
そして今回「そういえば犬猫のモチーフは作ってもらったことがないかも」と作ってもらいました。老山白檀を2本仕入れられたので、犬か猫のどちらかをと思い、手元にある他の木のブレスと比較し、猫を白檀にすることにしました。
これらの鈴はとてもかわいく出来て感激し「なぜ今まで作らなかったのだろう」と思いましたが、犬や猫はスピリチュアルといえばそうですが、そうでもない、ただかわいいという捉え方もできるので、そこは惹かれる方の感性に委ねてみたいと思っています。
見ているだけで癒やされます。

犬+吉野桜

当店では初めて扱う樹種です。
そもそも桜の木の珠は美しいです。私自身も金峯山寺吉野桜の最多角(いらたか=そろばんの珠みたいなかたち)念珠ブレスを持っていまして、その材の良さを実感しています。
その話はアメブロの時代に記事にしています。

目がつまっており、最多角にできるほどの(角を保つ)硬さもあり、色も美しい。
チェリー材と同じなのかと思いましたが、そうではないようです。チェリー材は北米産で、やはり目がつまっており、加工するとすべすべの手触りになり、時間の経過とともに色が濃くなっていく美しい材です。
国内でサクラ材というのはカバノキ科のカバ材のことを指すことも多く、私たちが桜と思っているものはバラ科の樹木で品種が異なっています。バラ科のサクラ材はヤマザクラから取れるので、ヤマザクラ材と呼ばれ国内流通数は少ないそうです。
チェリー材より少しワイルドな荒目で、緑色がかっています。吉野山の桜はシロヤマザクラという品種です。
調べていくと、イヌザクラという品種もありました笑。

個人的には木材の中では「明るい軽やかな精霊」のような感覚があります。
桜の木と犬、というのが絵になるなと思い、組み合わせました。

音色はインスタグラムに

各樹種、それぞれもっと書いていたんですけれど、キリがないなと思ったのでできるだけまとめてみました。。。
木のものは他にも仕入れてありますので、またそれも追々ご紹介できたらと思っております。
準備をしていたらいろいろな用事が入って、販売まで少し時間がかかりました。

 

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鈴の音色はインスタグラムに動画をあげています。
今回は、前半はいつもどおりに激しく鳴らし、後半は身につけたら大体これくらいの音になる、控えめな振り方をして鳴らしています。
どうぞ参考になさってください。木と鈴のブレスは、蓮の実ブレスを気にいっていただけている方の2本目にも良いと思います。蓮より気を使わないで使えます。

それでは、販売に向けて作業を続けます!

 

桑坂 碧

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目に見えないものが普通に認められるようになってきたこの時世に、その時々に少しずつ変わっていく大切なことを逃さず、楽しみ、好きなものに手を伸ばし、書き残してい...

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