天然石のスフェロイド

天然石のスフェロイド
発売情報


レインボームーンストーンと、アクアマリンのスフェロイド(回転楕円体)です。エッグとはまた違った魅力があります。
「リンガム」と言った方がいいのかもしれませんが、その性格色濃い感じの名前よりも、幾何学的な名前の方がニュートラルでいいなあと思いましたもので。
エッグと宝珠は、エネルギーがある方向に動き出す、はじまりや、何かが生まれてくる原初の動きであり、真円のバランスのとれたゼロ地点から、ゆらぎが起こる地点でもあります。
それも好きなんですが、縦軸を中心に、両端にバランスよく伸びる動きの形状、回転楕円体も大好きです。
なんでだろう。

リンガムは男根を表しているので、エネルギーの根源とか、はじまりの男性的エネルギーとか、そういうものになるのかと思いますが、そういう文学的な感じのではなく・・・
二つの反対極が同じエネルギーバランスを持って、調和しはじめたのか(これから真球体になっていく)、それともひとつの完全なものが二つの反対極を持ち始めたのか(真球体から同じエネルギー量で二極が動き出す)、そんな感じです。

木のアクセサリーでもこの形はよく作ります、握るのにちょうどいいからです。
ワンドの小さい、丸みを帯びたものと思ってもいいかもしれません。
二つの極、もしくはひとつの通り道、エネルギーの流れる方向ができた球体、そういうイメージですね。

握りこめば、エネルギー電池みたいなものとして、それを通じて二極の流し直しみたいにしてバランスし、二極を出して握れば、自分の過剰なエネルギーを外に流し出したり、もしくは効果的に何かをエナジャイズするために放出したり、ということができます。

むかし、デザイン事務所に勤めていた頃、木の棒を銀色に塗装する発注がありました(実際はサイン・スタンドの軸棒でした)。
子供の頃に読んだルネ・ヴァンダール・ワタナベ先生の「魔女っ娘入門」の中の「木の棒に色を塗って自分の魔法の杖(ケーン)をつくる」ということが書いてあったのを忘れられず、いつか作りたいと思い続け、それをプロの手でやってもらうなら今だ!と発注して出来上がったのがこちら。

完全に寸法を間違えましたwwww
50cmを50mmと書いちゃったんですね。
ちなみに「ついでに作ってよ」とお願いしたものなので、お金はかかっていません。
そしてその後、またその「ついで」の機会が来たので、改めてちゃんとお願いしたのですが、これまたなぜか15cmって書いてしまって中途半端。
でも、なぜかこの5cmしかないケーン(笑)が、いいんです。握るとすごく、力が湧くんです。それで20年経った今でも持ってます。

当時、人生のかなり早くから自立・自活せざるを得なかった方から、こんな話を聞きました。

こぶしを握る

握ってるなーと意識する

力に注目する

それが自分の力であると認める

これを繰り返すことで、自分にはこんなに力がある、力をこめられると自覚し、ちょっとやそっとのことでは負けないと思えるようになるとのことでした。
それでしばらく、物を握ることがブームでした。私のスフェロイド好きは、そこに原点がありそうな気がします。

レインボームーンストーンとアクアマリンのスフェロイドは、明日(7/24)19時頃にアップ予定です。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

桑坂 碧

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目に見えないものが普通に認められるようになってきたこの時世に、その時々に少しずつ変わっていく大切なことを逃さず、楽しみ、好きなものに手を伸ばし、書き残してい...

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