夢日記をつけはじめて変わってきたこと

夢の話

以前に辻麻里子さんの「22を超えてゆけ」を読み始めてハマったという話を書きました。

それからシリーズを読み進め、最新作「藍の書」まで読み終えました。
夢日記は書き続けています。枕元にメモ帳を置くのを忘れた日と、練気合宿中は記録できませんでしたが、その他の日は記録できています。
寝ぼけながらメモしているので、ペンを落としたり、握ったまま二度寝したりして、シーツにインクの線が走っております(笑)。

次はどうする?明晰夢でも見る?

もう夢を見るのは当たり前で、記録もそこそこできますし、じゃあ次どうする?となりまして、とりあえず明晰夢を意識的に見たい!と思うようになりました(宇宙図書館に行くのではなくて:宇宙図書館には瞑想で行けばいいと思ってます)。

しかし私の場合、空を飛ぶか、命を落とす危機に遭わないと「これは夢だ」と思えないんですね。
こういう時はYouTubeにハウツーが上がってるんじゃないの?と動画を検索したら出てきます「明晰夢の見方」。そこで笑っちゃうのが、明晰夢を見たい動機が「どうやったら夢の中でカワイイ子とできるのか」という願望実現のためなのですね~(笑)やっぱり人のそっち系の欲というものは、進化の原動力(?)ですねぇ。。。(でも夢の中で興奮しすぎると目が覚めちゃうんですって、だからなかなかできないらしいんですけど、それもおかしい…(笑))

さて、明晰夢の見方ですが、いくつか動画を見ましたが方法は同じでした。さっくり説明すると、眠りについて30分とか2時間後に目覚ましをかけておき、起きてもすぐに二度寝してしまう、確実に眠りにおちる状態で「次に見るのは夢!」と強く言い聞かせながら眠りに落ちる、というものでした。はじめから言い聞かせると、それに一生懸命になって眠れないんですって。
ちなみに私はまだこの方法で成功していません。

夢で何がしたいのか、わからなくなってきました。明晰夢を見てどうするんだろうな?何しようかな?
私は何をするにも、そこのところの動機が弱いんですよね。

毎日夢を見るのは睡眠障害?「眠りの質」を測って見よう!

それはさておき、その動画主が「明晰夢を見る練習をすると、毎日夢を見るようになってしまう=睡眠障害になってしまう」ということでした。
むしろ夢を見ない眠り方ができない私は「こういう体質なんだな~」くらいに思っていましたが、、、これって睡眠障害なの??
そう思っていたら、いいものがあることを知りました。大好きなApple Watchのアプリに、睡眠の質を測ってくれるものがあるんですーーー感激。さすがApple Watch。

これでわかったんですけど、眠っている時に私は、一般平均以上に心拍数の落ち方が大きいみたいです。
睡眠の質は悪くなく、7時間程眠れば、深い睡眠も十分に取れて大丈夫なようでした。毎日わりとグリーンスコア(信号機と同じ色の意味です)です。
このアプリとても良くって、練気合宿のような睡眠時間が短くなってしまう時も、眠りの質は十分に足りていることもわかりました。起きた時に「あまりよく眠れなかった」と自分では感じていても、アプリのレポートを見ればちゃんと寝ていたことがわかって安心します。
他にも面白いのが、そういう眠りの充足に関係なく「目覚めの良さ」というものも別の尺度で存在します。目覚めた時の心拍数の上がり方で判別しているみたいです。

Apple Watchを着けて眠るのは、邪魔な気がする、、、と思っていましたが、慣れると全然気になりません。それどころか、ふと目が覚めた時に「今何時なんだろう」ということも身体を起こさずに時間を見ることができて便利です。
この姉妹版アプリの「Auto Awake」という目覚ましアプリもあって、他の人と一緒に眠る時など、腕をタップして起こしてくれるという便利さなのですが、私はタップだけでは起きれませんでした(笑)。でもこちらのアプリも心拍数から「今、起きると良い目覚めになるタイミング」を測って起こしてくれます。ある特定の時間から15分、30分単位の幅の時間のうち、良いタイミングで起こしてくれたりします。

心拍数って、いろいろわかるんですね。
ちょっと風邪を引いた時は、眠りの質が悪くなりました。心拍数が高く、下がりきらないんですね。ゼイゼイしちゃう感じです。そうすると身体が休まらない。
Apple Watchは起きている時も心拍数を表示させていて、風邪を引いたりすると、やっぱり数字が大きくなりがちです。

で、どんな夢を見ているのか

さて、こんなに見るんだから夢見の練習をしようと思い立って夢日記をつけてはや3ヶ月。どんな感じかを記録しておきたいとおもいます。
やってみて一週間後くらいは、夢なんだか現実なんだか、夢を記録するために現実があるみたいで、ちょっとおかしくなりました。境目が曖昧になるというか、こんなに夢のことを意識して過ごすことはないので、日常が夢に侵食されるような感覚がありました。
その時期を過ぎるともう、完全に普通のことになりました。記録をつけるのが面倒になる時もあります。夢に比重を置きすぎることもなく、でも「この世も夢と同じ」という感覚はわかるようになってきました。「…だとするとこうなのでは?」と現実の方で面白いイメージのつながりが出てきたように思います。

「今日はこんな夢を見た」と毎日加勢先生に話していると「楽しそうだねぇ、そんなに夢を見るのも才能だねぇ」と言われました。そんな気がしてきました(笑)。
私は「悪夢ばかりみる」と自分では思っていたのですが、記録したものは「ごく普通の生活よりちょっとイベント性の高い日常」のようなものが多く、概ね楽しそうでした。これは大きな認識の転換で、一番しあわせなことだったかもしれません。

淡々と毎日、似たような夢を見続けています。「集団生活」「大型居住区の中」「学校」のどれかです。明晰夢は一回だけ、夢の中で飛んでいる時だけでした(しかし神社の池に不時着)。
本当に集団生活ばっかりなんですよね~。そして「外」がないのです。大きなドームとか建物の中に、居住区や商業地区などの建物があるくらいの設定が多いです。
前は広い空を飛んだりしてたんだけどなぁ。時期があるのかもしれませんね。

今後の見通し

この記録、何になるのか…わからないけど続けています。
今、「The 100」という海外ドラマを見ているのですが、主人公が無意識の中で戦っています。敵も意識なので、戦って死んでも意識が切れるだけで、また復活してくるんですね。意識をコントロールすればいろんなことができます。これが、とても「わかるぅ~!!!!」という感じで面白いです。敵がわざと死んで、自分にとって不都合な設定を覆すシーンなんて、私もよくやります。

現実生活で夢を意識することは増えました。夢の感覚を覚えておけるようになってきたので、夢で見たことを応用させるようなことが出てきているように感じます。

今日の夢では、太陽と月と地球のスモール版を作っていました。どうやったらきれいな丸になるかとか、惑星の大きさの比率がある程度正しいほうがいいとか、何でぶらさげるかとか、その時は真剣で四苦八苦してました。銀に輝くダイヤモンドでできたレリーフ屋が出てきたり、後で考えると美しい夢でした(でも夢の中では「モチーフがださい、土産物屋みたい」とか思ってるんだよな~!!)。
また面白そうな夢を見たら書いてみたいと思いますが、辻麻里子さんも何十年も研究&実践されていたことですし、私も気長に続けてみようかなと思っています。

桑坂 碧

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目に見えないものが普通に認められるようになってきたこの時世に、その時々に少しずつ変わっていく大切なことを逃さず、楽しみ、好きなものに手を伸ばし、書き残してい...

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