出雲石とグリーンルチルのブレスレット

発売情報

次のアップをこちらに決めました、出雲石のブレスレットです。
この石は絶対数が少なすぎます。糸魚川翡翠より少なそう。

石としてはジャスパー(和名:碧玉)。水晶や瑪瑙と同じ石英の仲間で、酸化鉄や水酸化鉄などが混じることで不透明で、様々な色の石になっています。
古墳から出る勾玉などの材質もこの石だそうで、天照大神の胸にさげられたネックレスと勾玉も、この石ではないかとの説もあります。このあたりの物語は、神様につながるような、古代の営みのドラマを思い起こさせるような気がして、いいですよね。歴史が古いことも、石の世界では価値のひとつのように思います。

日本の石であることがまず、とても美しい。
そして「出雲青石」とも呼ばれるのですが、この緑色の中になんとなく、青色が見えるような気がするんですね。
たまに石にはあるんですが、こういうものを個人的に「色が動く」と言ってまして、この石も中で色が動いているような感じがあります。青っぽく見えたり、緑が強くなったりします。
マダガスカルのジャスパーもすごく素敵ですが、色が動くかどうか、もう一度見てみようかしら。

私は島根に住んでいたこともありますので、出雲の石と言われると、ぐっときます。自分の中で、今以外に「一番美しい時代」といってもいい時でした。

はじめは、緑色の神居古潭と合わせようかと思っていました。
北海道と島根を?と思いますが、島根とインドよりは近いでしょう、と考えまして(笑)
しかし合わせてみると、合わない。透明感の良い石のほうが、相性がいいようでした。
そこで水晶と合わせていたのですが、それよりも合いそうな石が見つかりましたので、作り直しました。グリーンルチルで、含有されている内包物(トルマリン?エピドート?)の結晶もよく見えます。

緑色の神居古潭は、それはそれで風情があります。これまた、透明な石が合うと感じてしまいまして、そちらも作りましたから、またご紹介できればと思います。
どうぞお楽しみに!

<追記>2018.10.5
三種の神器の「八坂瓊勾玉(やさかにのまがたま)」も、この石で作られたという言い伝えがあります。

この石が産出される玉造地方(現在の松江市)にある玉作湯神社には、不思議な丸い「願い石」という石があり、願いごとをすると叶うと言われています。その横に「御守石(みまもりいし)」があり、触れればその人を護ってくれるといわれていますが、この石は出雲石でできています。その他、この地方の持つ力といえば、縁結びや安産祈願などが思い浮かびます。
ジャスパーは自分の軸をぶらさない、行動力をあげる、自信をつける、正直さ、素の自分で勝負するなどのサポートになります。

大国主命のおわす土地で採れる、日本の古い玉(ぎょく)。
糸魚川翡翠の華やかさとは違った、重みと深みある伝統の石です。
ちなみに沼河比売(糸魚川翡翠の守り神とも言われる)は大国主命の奥様なので、糸魚川翡翠との関連で出てくることも多い石です。
(以上、ワイオリサイトから保存の意図にて転載)

ブレスレット着用画像のネイルカラーは、Ducato 限定カラー「グリーンティラテ」でした。そんなに高くないのですが、どぎつくないモスグリーンで肌馴染みも良かったですよ。


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桑坂 碧

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目に見えないものが普通に認められるようになってきたこの時世に、その時々に少しずつ変わっていく大切なことを逃さず、楽しみ、好きなものに手を伸ばし、書き残してい...

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