【まとめ】レムリアンシード・クリスタルについて

【まとめ】レムリアンシード・クリスタルについて
石と魂の話

うちではわりと登場することの多いレムリアンシードについて、自分のためにも情報をまとめたページを作っておくことにしました。
なかなか静かな石なので会話しづらかったんですけど、当店ではよく販売しています。自分にとっては石の活動のスタートスイッチになっているクリスタルのひとつだと思っています。

レムリアンシードとは

1999年にブラジルのセーラデカブラルの鉱山から、水晶のポイントたちが花が開いたような状態ではなく、まるで並べたような状態で産出されました(昔はその画像も出回っていたように思いますが、ひとめ見て「うわぁすごい!」となるほど明瞭にわかるものでもなかったような…)。
このクリスタルがカトリーナ・ラファエル氏のところに届けられ、リーディングが行われました。そしてレムリアに関するクリスタルとの発表があり、世界中のヒーラーやチャネラーの注目が集まりました。
すりガラスのように曇った表面でややピンクがかっており、内部はクリア、柱面には交互にバーコード状の凸凹があります。その凸凹は指でなぞるとレムリア人の情報が読み取れると言われ、「レムリアンリッジ」と呼ばれる大きな特徴のひとつになりました。
レムリアに縁のある人しか持てないとか、持ち主を選ぶといったことも言われるようになりましたが、私自身はレムリアとの縁をあまり感じていない時に手にしています。
詳細は後述の「カトリーナ氏の元祖コメント」の章にて記載いたしますので、御覧ください。

レムリアとは古代文明のひとつですが、非常に愛と共感に優れた人々が平和的に暮らすことができた時代として、スピリチュアル界隈では人気の高いアイコンとなっています。
現在のハワイあたりにあったとか、日本人にはレムリア人の子孫が多いなど言われています。

カトリーナ氏の元祖コメント、おさらい

レムリアンシードという言葉が世に広まることとなったカトリーナ氏の書いた記事は、「Lemurian Seed Katrina Raphael」などのキーワードで検索すると英語の原文が出てきます。
かなり長文になりますので、かいつまんでざっくりと流れを記載してみます。

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友人からこれらのクリスタルを受け取り、ヒーリングアカデミーの先生たち7人と、6つのクリスタルを使って調査しました。
このクリスタルはクラスターに付着しておらず、通常とは異なった状態で発見されたためすぐに注目を集めました。そして一部はピンク~赤色を帯びた輝きを放っていました。透明だけれどマットな見た目です。
レムリアンリッジがユニークであることから特別なものであることを感じ取りました。
そして一ヶ月かけて情報を受け取り、人の心とシンクロする準備ができているパワフルなグループの存在を感じました。彼らには緊迫感がありました、人と意識をつなげたのはそれが初めてのことだったでしょう。
そしてそれがレムリアの時代以前から地球に存在し、恒星系の自然な種撒きの一部(part of the natural seeding of star systems)※であったことがわかりました。このクリスタルが特殊な目的をもち、地球に植えられたのはレムリアの最後の時代でした。

古代アトランティス人が行ったレコードキーパーのように記録が保持されているのではなく、数千年の間に結晶が成長すると予想される豊かな地に置かれました。
時間の経過とともにつくられた他のクリスタルに、特定の周波数を送信するようにプログラムされています。その伝える内容は、一体感、統一感、個々は平等で優劣はなく、進化するためには愛が必要であるという感覚でした。

地球上のみならず、地球内部、星の領域との間にホログラフィックなつながりを生み出すのに役立ちます。これによってクリスタルたちと人間の磁場、地球外の多次元宇宙とを統合します。レムリアンシードの目的のひとつは、この完全なホログラフィックの一体性をつくりだすことです。(地球をまるっと包む、多次元宇宙とのつながりのエネルギーグリッドの形成)
物質的でありながらつながり、一体感をもつこと、他者を自分のように愛する環境を自分の身体のことのように配慮するなどの意識を促します。意識を進化させ、神や宇宙と世俗的なものを等しく包含するようにします。
脳のもっとも本能的な部分である大脳辺縁系を刺激します。

左の人差し指でレムリアンリッジをなでる(ここが大事なようで、何度も出てきます)、クリスタルを右手に持って、対象物や対象空間の周りを囲むように歩くと光の保護の輪がつくりだせます。また、グリッドに使うのも強力です(このあと、地球を癒やす大きなグリッドを作り、参加した人たちと手をつないで囲み、地球上の痛みや恐れを感じるような場所に愛を送ったことが書かれています)。

この時代に地球を助けるエネルギーの定着を積極的に支援する人に引き寄せられます。それらの人はまだ完全に活動的ではありませんが、創造のすべてを通して愛が繁栄する、独自のブループリントの地盤固めを助けます。
万物の根源とひとつになること、心をさらに開くことで、レムリアンシードがより伝達・浸透していきます。

参考文献:
「LEMURIAN SEED CRYSTALS © 2000 Katrina Raphaell / Revised from Issue #12 of the Crystal Buzz Newsletter」

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※「スター・システムの自然な種まきの一部」、スピ用語なのかな…なんかそういう雰囲気ありそうな気がしますが… 惑星成長の初期段階に行われること、感覚的には「他の進んだ惑星の宇宙人が、地球を進化させるために植えた種(的ななにか)」なのかなと思います。

LOVE&PEACE第二部、という感じですね、時代性が出ている気がします。「LOVE」という単語をたくさん使われています。今はそれより「光」という言い方のほうが多いかもしれません。
この文章に出てくる「他の惑星や次元からの愛ある存在が、地球を進化させるためになんらかの介入をした」というストーリーは、クリスタルのことでなくともスピリチュアル系のお話の中でよく耳にします。レムリアンシードがどうかというのは置いておいて、私はこれはあるんじゃないかなと思っています。そして私たちが概念として理解している「愛」とは違う、もっとシンプルなものなのではと考えています。
個人的にはウラル産レムリアンシードもこのストーリー性を持っている雰囲気があると考えています。

私とレムリアンシード

私がハワイのカウアイ島にある、カトリーナ氏のスクールの講座に参加したのが2002年でした。
担当してくれていた二人のインストラクターのうちのひとりが、一本のレムリアンシードを片時も離さずにクラスを教えていました。形状は細長いチャネリングクリスタルで、専用の木の台座に立てられておりました。
まるでネイティブ・アメリカンのシャーマンが狼を従えているかように「つねに水晶と共に過ごす」というライフスタイルにとても憧れ、私も2本のレムリアンシードをスクールで購入しました。
インストラクターの真似をして片時も離さずにいたらトップをチップしてしまいました。その欠片をどうしよう…と思ったのですが、チップしたショックと失くすのがイヤで、飲み込んでしまいました(真似しないでください)。

このクリスタルに好意的な方より「これは本当はアトランティスのものなのだが、レムリアンといってそのことは秘密にされている」というような情報も耳にしました。
真相はわかりませんが非常に静かなクリスタルで、「もしかしたら現代のプラスチック製品みたいな、当たり前の生活ツールのようなものなのかもしれない」と思ったこともあります。長らく会話することのできなかった石で、今でもそれほど頻繁な会話をするような石でもありませんが、自分の中ではクリスタル・ライフのシンボルとなる石です。
購入した二本のうちのもう一本は、オンラインショップの商品画像にて石の台座になったり、背景に入っていたりなどしてよく働いています。「レムリアン営業部長」と呼んでいます。

レムリアンシードの指輪も制作しておりますが、指輪が一番働いてくれていると思います。私は個人的になんの石でも指輪になった石って会話しやすいなと感じています(それでよく指輪を販売しています)。
いざというときの御守であり、自分の代わりに自分を伝えてくれるアイテムとも思っていますが、着けているとよく「素敵ですね」というお言葉をいただきます。
また、一度クラックを作ってしまったものの、その跡がすっかり消え、「水晶ってこねられるんじゃないの?」というような不思議な体験もさせてもらいました。

他の土地からも出てきた

ロシアンレムリアン登場

2001年にロシアンレムリアンが登場しました。
このクリスタルは商標登録された水晶としてかなり有名で、同じ鉱山から産出されたものでも、ロシレムの提供者であったクリスタルケイブ社のキャサリン・クラコリーチェ氏デイビッド・ガイガー氏以外はこの名称が使用することはできません。そもそもは同じ鉱山から産出されてもキャサリン氏の認めた原石のみが、ロシレムである証のシールを貼られて世に送り出されていました。選ばれた石のみがロシレムとされており、正式名称は「ロシアンレムリアン – セイクリッドスクライブ」です。
「セイクリッドスクライブ」はジェーンアン・ダウ氏によるリーディングがもととなっているようです。

他の業者が扱う同じ鉱山、近隣鉱山の原石には「ウラル産レムリアンシード」という名前がついています。
塩原氏はクリスタルケイブ社の二人に「すごいものが見つかった」と別室につれてゆかれて(密室でちょっと怖い雰囲気だったとのこと)このクリスタルを見せてもらい、この石のすごさを直感的に感じて買い占めたそうです。それが日本に持ち込まれた初めてのロシレムでした。

私はその当時は興味を惹かれておらず、塩原氏のところより小さなものをひとつ購入しましたが、使うことができずにおりました。この水晶はニート水晶(働いたら負けだと思っている)として時折紹介しています。
ウラル産レムリアンシード(ロシアンレムリアン)は、塩原氏がハッピーリターンなどにも研磨され、私にとってもかなり頼りになるクリスタルとなっております。
超古代(地球のはじまりぐらい)からのデータベースとして優秀なイメージです。それゆえ宇宙とのつながりもあるという流れのクリスタルかなと思っています。

コロンビアレムリアン

またコロンビアレムリアンも出てきましたが、これはとても良い光のクリスタルだと感じています。
世界的に高名なチャネラーの方が、ほとんどの石は身につけることができないけれど、コロンビアレムリアンのブレスレットだけは大丈夫と聞いたことがあります。純粋無垢、まったくのピュアな光のようなクリスタルです。

このあたりから「誰が言い出したんだ?」と情報が曖昧になっているように感じます。
センティエント・プラズマ・クリスタルはコロンビアレムリアンにかなり近いのではないかと思っています。

初期鉱山近隣からのレムリアンシード

また、最近になってセーラデカブラル産のコレクション放出ものや、近隣の鉱山からも少し味わいの違うクリスタルが産出されたりなどで、またブラジル産のレムリアンシードの世界が親しまれるようになっています。
バイア産レムリアンシードは加勢先生もエネルギーがよいと認めたレムリアンシードで、当店でもチャージクリスタルに採用いたしました。加勢先生のリーディングが興味深かったクリスタルです。

その他、レムリアンシードのライトニング(雷が落ちたもの)をたくさん持っていた業者さんにお会いしたので、これらをたくさん販売できたこともありました。

「バーコードが入っていたらレムリアン」というような形状の名称のようにされていたこともあり、かなり混乱を招いたクリスタルですが、私は「レムリア(もしくは超古代文明、異次元文明)との関係がある」というエネルギーのものがレムリアンシードかなと思っています。
ちなみにキャサリン・クラコリーチェ氏はごくごくわずかですが「アトランティスシード」というスモーキークォーツも扱っていたことがありました。

加勢先生のリーディング、扱い方など

加勢先生のとある特定のレムリアンシードへのリーディングです。
固有のエネルギーが強かったのですが、一般的なレムリアンシードのエネルギー説明にも繋がりますので掲載しておきます。

この水晶があった空洞の風景を見せてくる。粘土質ではなくて砂時計の砂のような、サラサラの砂があるような場所、なぜかというと砂に波紋ができている、砂が上から落ちてきてるんだと思う。
そういう砂の中に埋もれているものであるのかどうか、(石の知識として)知らないけれど、そこにあった気配を感じる。湿気、もそばにある。それがこの石が見ている風景。

これは結構、古いものだと思う。水晶の成長過程の、どこで「できた」とするのかわからないけれど、持った感覚としてとても古い。
土着、土っ気… 埋まっているというわけでもないんだけれど、空洞があったとしても大きな山の中だから「土」のエネルギー。そして、土と光を好んでいる石。

丹田あたりとの相性がすごく良い。丹田はエネルギーがたまる場所だから、エネルギーを溜め込む力もこの石の特徴。スピードはなく、じんわりと浸透する。
浄化槽で汚水を濾す時にゆっくり出てくるような、フィルター感覚が強く、純度が高いエネルギーが生まれる。そばにある水がとてもクリア、砂自体がフィルターとして働いているんだと思う。
それらのことから全般的に「浄化にいい」ということは言えるけど、この石に関してはゆっくりと丁寧に、純度を極めてくれる。液体が10枚のフィルターを通るとしても時間が掛かるけど、さらにもっと、30枚を通すようなキメの細かな丁寧さ。

使い方としては座って手にもって、ゆっくりと時間をかけてあげる。

密度が高くて浄化能力が高いぶん、時間がかかる。
急速充電をすれば劣化しやすいバッテリーのような理屈と同じで、純度が高いものをゆっくり充電するので、身体に負担がかかりづらい。これが特別に遅いというわけではなくて、本来の(エネルギーを溜める)スピードなんだと思う。
新しい水晶などはもう少しスピードがあったように思う。これが特殊な場所で採れたものだからなのかもしれない。

使える水晶なだけにエネルギーの目詰まりも起こしやすいから、色味がくすんできたらお手入れは必要流水や水につける。ゆっくりな石だから浄化もゆっくりと、一晩は水につけてあげる。太陽も好むから、直射日光じゃなくて、ふんわり光があたる心地良い場所においてあげると、リセットされる。

安定感が非常に良い。
瞑想に使いたい人にはもってこいの石で、柱がまっすぐ立っている。普通はもう少し幅があるというか、グラデーションがかってぼんやりするんだけれど、この柱はまっすぐ、くっきりターン!と立っている。だから寝かさず、立てて置いておく水晶。

そしてこれはあんまり人の手を介してない。(鉱山~卸~当方まで、取り扱った人の数が少ない、以前の所有者がいない等)
全体的な感覚として、これはそうそうあるもの(水晶)じゃない。


以上です。

ついでに私がカトリーナ氏のスクールで購入した初期鉱山のものと比較してもらったところ、同じ場所のものでとても似ているが、私の石のほうはエネルギーの柱は強くないそうです。
理由は土の中に埋もれていたからだそうです。石が空洞内を見ているということは土の中から外へ出ようとする意志の強い石で、そういったものは埋もれている石とは違う強いエネルギーがあるのだそうです。
また、私のものは水に近いところに埋もれていたので、土ではなく、水を好む気配が強いとのことでした。
初期鉱山レムリアンシードをすでにお持ちの方にも、参考になる部分がありましたら幸いです。

とにかく一緒に過ごす

いろんな情報があり、持つ人自身も先入観を抜きにして持てない石です。
今検索すると昔見た画像も探せませんでしたし、忘れていくこともあると思いましたので記録しました。

多くの人がいろんなことを言っている水晶ですが、これらをヒントに、でもいったん全部忘れて、自分自身が感じることを探ってみていただけたらと思います。
おそらく日本で初めてクリスタルヒーリングをされた方に「どのようにクリスタルのエネルギーをリーディングされているんですか?」とお聞きしたところ、「なにも。一緒に過ごせば、わかるわよ。」という返事をいただいたことがあります。
この答えはかなりの衝撃でした。石の能力を判断せず、石と自分の光を信頼し、時間をかけることを厭わない姿勢に、感激してメロメロになりました笑。
レムリアンシードと共にヒーリングクラスを教えてくれた、あのインストラクターの姿と共通する世界観を感じます。
声が聞こえたり、色が見えたりする必要はなくて、ただ一緒に過ごしてオープンで愛を感じる、とくにレムリアンシードやレムリアというキーワードでは、それが合っているんじゃないかなと思います。

レムリアに縁があってもなくても、好ましいものに触れて自分の創造性や愛に気づくことができれば、それが一番すばらしい光になると思っています。
ぜひ、クリスタルたちの光をお楽しみください!

桑坂 碧

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目に見えないものが普通に認められるようになってきたこの時世に、その時々に少しずつ変わっていく大切なことを逃さず、楽しみ、好きなものに手を伸ばし、書き残してい...

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