水晶のクラックが消えた話

タイトルのままなのですが話ができすぎていて、不思議現象なのか物理的当たり前なことなのか、わからなくなっています。
でも、どちらにせよ「見た目上はもとに戻せた」ので、どなたかのお役に立つかもしれないのと、面白かったので記事にしてみました。
目次
ことの顛末はこう、なぜ傷が入ったのか
昨日、レムリアンシードのカボションリングをつけて犬の散歩に行きました。この記事のタイトル画像のものです。
強化ガラスのついたヘアゴムをしていたのですが、寒かったのでゴムを取って腕につけ髪の毛をおろしました。
犬の散歩の途中で若干両手が不自由で慌てており、指輪の表面に「カーン!」と、悪い意味で命中したなという感じでぶつけてしまいました。
ありゃー大丈夫かなーと心配しつつ帰ってきてじっくり見たら、水晶球面が衝撃を受けたときにできる丸いクラックができていました。大ショックでした。
キーボードを打つ指にふと視線を落とすと、そのクラックがキラッと光ります。
「遠目でも見えるなぁ…ああ…時間は戻せないなぁ。出かける前にヘアゴムどうするか迷ったんだよなぁ。
なんで同じ右手につけてるもの同士が、そんな勢いよくぶつかるんだろう…でもなんか予感はあったんだよなぁ。
これからこの指輪を見る度に、残念な気持ちになるのかなぁ、つらいなぁ。着ける頻度が減ってしまうだろうか。
水晶も痛かったろうに…。」
後悔の嵐です。
今までぶつけたことがなかったわけではなく、たまたまこれまでが無事だっただけかもしれない。
そろそろ扱いの粗雑さに石が業を煮やしたのかもしれません。。。申し訳ない。。。
持ち主のかわりに傷を受ける「石のお役目」
写真は撮ってなかったのですが、記憶を頼りに画像合成・再現してみました。小さいけれどクラック面がキラリと目立つ傷でした。
写真を撮っておこうと直感的に思ったのですが、「なんで傷の写真なんて撮るんだ?」と思いやめちゃったんですよ。疑問をもたなければよかったです。
加勢先生にも「先生~やっちゃいましたよ~」と話すと「それは…仕方ない、そういうお役目だから」と冷たくあしらわれました。
お役目って…持ち主に降りかかる悪いことを、石が代わりに受けてくれるというものです。
いやー水晶に傷が入るくらいだったら、ちょっとのことだったら私が受けて回復したほうがいいわ、と思ってしまいますけど… お守りとして持っているとしても、身代わりになってくれとは思ってないんだよなぁという気持ちです。むしろ私が水晶の代わりに傷つきたい…(涙)。
役目の内容が違うことにはできないか
守って欲しいけど壊れてくれるなというのも、強欲なのかしら…お役目か…
…待てよ、と。
2つのことが頭に浮かびました。その日読んだある方の記事と、塩原氏が三つ折りにされたフォークです。
記事については、書かれたその方ご自身が「クリスタルを目覚めさせる力」を持っているかも!という楽しい内容でした。そして、アルクトゥルス人は水晶を修復することができると書いてありました。
「水晶を修復する」という発想を持ったことがなかったので、目からうろこでした。そうか、そんなこともできるのか、できると考えていいのか、と。
えっ、めっちゃサスティナブル… 私、水晶は休ませるか埋めるなどして浄化できるのみと思ってた… これもパラダイムシフトです。
そして先日見た塩原氏のフォークですが、三つ折りくらいに折りたたまれていました。フォークの刃?ていうのかな、刺す部分もいろんな方向を向いていました。
「やってみようと思ったらできちゃったんですよね」と仰っていて、塩原氏だし、そりゃそうだろうなと疑いなく納得しました。
この指輪も「代わりに傷を受ける」お役目じゃなくて、「実は水晶の傷は修復できまーす★」みたいなことを知るためのお役目かもしれない、ってことにならないだろうか。
そう思って水晶についた傷をなでてみました。
結晶構造をやわらかくイメージして寄せ込んでみる
粘土と別の粘土をつなぎ合わせるように、つなぎ目をわからなくするように少し力を入れて、結晶構造同士を圧着させるように。
今さっきついた傷、まだ水晶ではない物質も入り込んでいないだろうから、今のうちにそのきれいな切り口をピタッと合わせるように。
結晶の断裂してずれた部分をもとのように。
フォークが曲がるんだから、水晶も曲がる、こねるくらいの気持ちで。
そうしていると、傷が薄くなりました。
指の油が入ったのかもしれないと思いましたけど、少し目立たなくなったことに希望を見出しました。
まさか本当に、きれいに消えたりしちゃったりして… という期待もでてきます。
この調子に、慎重に乗ってみよう、傷がなくなるイメージをもっと強く、疑いなく。
そうしてなでていると、本当に消えました。
その後撮った写真がこの記事の一番上の写真です。まったくわからなくなりました。
これは当たり前の物理的なことなのでは?
あまりにも当たり前のようにきれいに直ったので、これはそもそもがこういうものではないかと思えました。
水晶の七不思議でも、スピリチュアルなパワーによる修復でもなく、物理的に傷を見えなくすることができる。
時間が経つにつれ「水晶の球面にものがぶつかるとこういう丸いクラックになる」と教えてくれたクリスタル界隈の大先輩に「こういう傷は治るんですよ。そういうもんです」と続けて言われたんじゃなかったっけ?という気さえしてきました。
もしかして当たり前のことを記事にしている私は恥ずかしい感じになっちゃってるのでは?「何年石屋やってんの?知らなかったの?」といわれるようなことかもしれない。
でもまぁ、検索したけど出てこなかったから、こういうこともありますよーっていうのを記録しておくのもいいかもしれないなと思いました。
砕かれたわけではなくきれいにクラックが入り、傷がついたばかりで他の成分や塵も入っておらず、ぴったりと合いやすかったんでしょう。
鉄と鉄を、面を厳密にぴったり削って合わせたら、つなぎ目がわからなくなる職人技に似ているようにも思います。
水晶の硬さや感触ってこのくらい、という概念が揺るがされる出来事になりました。
実は他の石でも試してみた
同じような傷のあるものが手元にないので、砕けてその部分にあった組成が散ってしまっているもので試しました。
物質的に足りなくなってしまっているもの、ズレが大きくなっているものは完全には直りませんでした。しかしある程度はクラックは小さくなり、虹になったりしました。
「足りない」という思い込みを捨てて「周りから引き伸ばしてこよう」というイメージでやればできるかもしれません。
メインとしては物理の力を行使してると思い、うまくいくように信じるマインドは保つ、という具合です。なにか作るときの心境と同じですね。それだけに、慣れている人とそうでない人は居るかも。
あまりに強く変な角度で力を入れると、余計な欠けを作ったり、傷を広げることになることもあると思いますので、やってみようと思われましたら、まずは練習台としてもいいやと思える石で(ごめん)試してみてください。
当方では責任は負えませんので、あしからずです。自己責任でお願いいたします!
また同じようなものを見かけたり、そういう状態を起こしてしまったら、修復チャレンジをしてみようと思います~。
自分がトンデモな話をしているのか、天然石あるあるなのか、わからないんですけど「それ、ふつうにあるあるだよー」とご存じの方は、ぜひ教えてください(笑)。
追記:油が入り込むのでは?
石のプロからいただいた助言で、やはり油について、クラックの間に油が入ると薄くなるという情報をいただきました。
私もその点については上記に書いていますが、はじめはそれなのかなと思っていました。
ただ、もうすこし「圧をかける」という観点からの情報はないかな~… と思っています。どうかな。
あ、だからといってクラック入ったら油で処理しよ~とやっていると、酸化して黄色くなっちゃうかもしれないので、クリアや白い石にはおすすめできないです。
【追記: 2025-03-21】
その後、この指輪はまったくクラックが復活することもなく使えています。