トライゴーニック(蝕像)クリスタルが話すこと

発売情報

先日、久しぶりに塩原氏のもとで仕入れをしました。
ボージャイの補充以外は目星をつけていなかったので、なにか掘り出し物の水晶があればな~と思っていました。
仕入れ予算を超えても仕入れたかった3つのクリスタル原石のうちの、トライゴーニック水晶について書いていたら長くなりましたので、ひとつの記事にしました。

トライゴーニック水晶とは

水晶のファセット(頂点に接する面)に現れた上向きの三角形レコードキーパーといいますが、その三角が逆向き▽になっているものが現れている水晶のことをトライゴーニックといいます。


レコードキーパー△(今回いっしょに販売準備中のペルー産水晶)

トライゴーニック▽(私物)

私はジェーンアン・ダウ氏の本でトライゴーニックを初めて見たので、彼女がこの名前で呼び始めたのかと思っていましたが、ロバート・シモンズ氏が名付けたようです。
メロディ氏とジュディ・ホール氏の本にはレコードキーパーは掲載されていますが、トライゴーニックは掲載されていませんでした。ある水晶をその名前で呼ぶか否か、パワーストーン的な側面からその石をどう扱うかは、それぞれポリシーがあるんだろうなという感じがします。

また、ジュディ氏は三角形の形、尖った形についてもレコードキーパーと呼んでおり、「星型またはレコードキーパー型の結晶」(クリスタルバイブル:P98「セルサイト」の項)というふうに表現されています。
レコードキーパーはすべての情報、出来事などの記録が刻まれている霊的な叡智への入り口で、そういった時空を超えた情報を使用して癒やしを行うものについても、この呼称を使っています。ブラックカルサイトについて、「過去を解放するための退行と記憶回復に用いるレコードキーパー」(クリスタルバイブル:P90)といった言い方をしています。

塩原氏もウラル産レムリアンシードのレコードキーパーの話をしていた折に、「その石の種・固有の集合意識の情報とつながる窓」みたいなことを仰っていたと思います。

いろいろな表現を知ると混乱してしまうかもしれませんが、レコードキーパーがどんなエネルギーを表してそう言われているのか、イメージを広げるヒントになるかなと思って書いてみました。

トライゴーニック(蝕像)水晶のエネルギー

上向きの三角△はエネルギーが上がる、成長するなどのシンボルと言われています。加勢先生もレコードキーパーについては「成長の痕跡、これが出ているのは勢いのある元気なクリスタル」といったようなことを言っています。
ジェーンアン・ダウ氏の著書「クリスタル・ジャーニー」にも、下向きの三角▽は現世ではなく死の向こう側の世界を表すようなことが書かれてあったように思います。人のオーラの中に△の模様が見らる層があって、死ぬ時になると反対向き▽になるとか。天、宇宙に魂が還っていく方向のエネルギーの動きを表すといったような説明だったかと思います(本を紛失していて確かな文言は未確認です)。

私もひとつトライゴーニックを持っていて、ずっとデスクに置いています。
石と瞑想するようになった初期の頃によく会話した石です。今思えば、この石のおかげで石と会話する習慣がついたのかもと思います。

テーマ的に「死へと向かう」というイメージに対応した使い方ではありませんので、この機にメロディ氏の本「Love is in the Earth, : The Crystal and Mineral Encyclopedia」も見てみることにしました。
前述の通り、トライゴーニックという項目は最新の本にも掲載されていないので、この水晶のもう一つの名称であるエッチドクォーツ(蝕像水晶)の項目を見ました。すると面白いことが書かれていました。蝕像水晶についての説明として、ご参考にどうぞ。

  • 古代エジプトやレムリア、ムー、オグ、ズー、アトランティスの失われた文明からの連絡と情報の転送を促進するために使用されていた
  • かつてこれらの古代文明の癒しの寺院で使用されていた
  • 宇宙全体で成功を収めているヒーリング方法論に関する情報が含まれ、瞑想状態にてアクセスする
  • 個人的な瞑想用クリスタルで、刻まれた文様を第三の目の上に置いて情報を受け取る
  • 都会の中でも優しいエネルギーのパーソナルスペースを保つために使う
  • 個人の成長に有益な情報、他人を助けるために役立つ情報を含んでいる

古代文明でオグとズー(Og, Zu)は聞いたことがなく、検索しても出てこなかったので詳しくはわかりません。
古代文明対して「連絡をとる」という翻訳になって面白かったのですが、これは英語原文では「contact」です。なるほど、日本語にするとちょっと親しみがある感じになりますね。
また「刻まれた文様」としましたが、原文では鉤括弧つきで「ヒエログリフ」となっていました。蝕像によるギザギザがヒエログリフになっていて、それを読み解くように瞑想するっぽいです。
もう少し具体的に書くと「第三の目において、目を閉じて心を開き、循環呼吸をしてリラックスし、情報を受け取る準備をする」と書かれていました。蝕像水晶をお持ちの方は試してみてください。

また蝕像水晶と一口に言っていますが、(他のクリスタルもそうですが)産地によって個性は少しずつ違っているように感じます。ジュディ氏も、ニルヴァーナクォーツアイスクォーツのエネルギーは違うと書かれています。

加勢先生のリーディング

こちらの水晶は地属性のようでした。

土着の石、土の感覚が強い。
安定させる、グラウディングの石。
固定した場所に置いておくのがいい、そうしてひとつのフィールドを守る石。
あちこちに場所を変えないほうがいい。

土着というキーワードが出てきたのは、ゼコデソーザもそれに近いものがあったと思います。
あとはネフライトインクォーツもそうですが、そちらは土着でもちょっと方向性が違って「自然とのシンクロがよくてメッセージが拾いやすい」という内容でした。
この石に対しては「ある場所を守る守護石」的なニュアンスが強いようです。大きいですし、空間用、祭壇用、場所のシンボルといった使い方が良さそうです。

今回販売するもの

今回販売するものは大きいです、もうちょっとで1キロになりそうなサイズ感。トライゴーニックでこんな大きめのものって、あったっけ?と不思議な気持ちに。
レコードキーパーのような平面的な三角がくっきりと刻まれている感じではなくて、ところにより四角い凹みにも見えたりとクリスタルの表面全体が蝕像になっています。とくに側面の凹み模様が面白いです。

手にした時に「ああ、なんかいいな」と思った感覚があったので仕入れることにしました。
とても優しい感じがすると思ったのですが、メロディ氏の解説の中に「パーソナルスペースの優しいエネルギーを保つ」的なことが書かれていて、そのあたりの感触なのかなと思いました。

もとの形が良いです。下のほうは細くなっていますが、この凹み、聖火のように持つとぴったりくる手の人がいそうな感じがします。

動画がインスタグラムにアップされていますので、御覧ください。

 

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それでは、あと2つのクリスタルについての記事を書いて、アップ作業を進めたいと思います。
どうぞお楽しみに!

一緒に販売する他の水晶たち


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桑坂 碧

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目に見えないものが普通に認められるようになってきたこの時世に、その時々に少しずつ変わっていく大切なことを逃さず、楽しみ、好きなものに手を伸ばし、書き残してい...

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