エステス・ネフライト

発売情報

ゴツゴツしててちょっとツヤがある、なんだかいい感じがする…と雰囲気に惹かれて仕入れました。
あまりにない石なので、記録としても洗いざらい書き出してみようと思います(こういう記事が自分でもあとで役に立つのよ)。

仕入れ元が仕入れた時の話

仕入れ元は石のエネルギーもわかる方で、ご自身がコロラド・ロッキー山脈あたりに魂のご縁を感じられている方でした。
若いころにホームステイで行ったことがあり、また3~4年ほど前にも訪ねたそうですが、現地の友人に連れられて自然保護区の国立公園・エステスパークから、さらに山奥にある鳥居、宿泊・瞑想できる寺院なども訪問されて、ちょっとした聖域のようなエネルギーも感じたのだそうです。
この石はそのエステスパークで採れた石とのことでした。2005年あたりに、心惹かれてデンバーのミネラルショーにて仕入れてあったそうです。

仕入れた石たちの詰まった箱にはキャサリン・クラコリーチェ氏の書いた解説のコピーが一緒に入っていたので、デイビッド・ガイガー氏から譲ってもらったのかと考えられるそうですが、「彼らから仕入れをするだろうか?」と疑問なのだそうで(あまり交流はないそうです)どうやって手に入れたのか、記憶は定かではないとのこと。ただ、デンバーショーなのは間違いないとのことでした。

当時、日本に持ち帰り販売してみたものの、お客様の反応はなし。そこでこの石は箱ごと、長い間しまい込まれていたそうです。
それがふと今になって目につき、箱を出してきた次の日、昔ロッキー山脈の聖域散策に連れていってくれた友人から、かなり久しぶりの連絡が入りました。
この偶然から、もう一度世に紹介してみようと思われたそうです。

石が動き出そうとしている気配

キャサリン・クラコリーチェ氏の解説のコピーはいただきました。
しかしこの文章をそのまま掲載するのは、もう今となっては仕入れ元も記憶がなさすぎますし、キャサリン氏に確証取るのも無理かなと思いますので、かいつまんで紹介してみますね。
キャサリン氏はこの石を「祖先の翡翠」と呼んでいて、自分たちの源、地球、古のシャーマニズムとのつながりを促すようなことを書いています。自然の法則・神の計画と一致する(個人のというよりガイアで生きる上で)、地球環境変化の緩和の石であり、現在のロッキー山脈が形成されるよりも前から存在している、地球の原初の頃の石なのではと感じられているようです。

5月に検索してもなにも引っかからないので、キャサリン氏から辿ってみたところ似た石を扱っていた形跡があり、この文章も掲載されていました。というわけでビンゴです。
それで安心していたのですが、この記事を書くにあたって改めて探すと、ページがなくなっていました。
またか!と焦ったのですが、「昔の情報を削除するということは新たなものを販売したのかも」と角度を変えて探すと、見つからないはずです、現在は「古代人の翡翠」と名前を変更してTMマークがつけられ販売されていました(TMマークは商標が申請中など登録されていなくても使えるものです)。解説は同じものがつけられていました。(追記:訳のニュアンスがほんの少し違ったので修正しました[旧]古代の」→[改]古代人の)

しかしすごい偶然!!面白い~!!!
5月に仕入れ元がこの石を再発見して、古い友人から超久しぶりの連絡があり、夏にはキャサリン氏も石に新しく名称を与えて販売する…という動きがあったのですよ!
TMマークつけてますよ!!(煽るな笑)
こんな地味な石なのに、じわじわ動いてます!!

私にヒットした石と「神の計画」

さて、私が仕入れ元を通りかかってヒットした、その際にも面白いことがありました。

よくわからないけどいい感じのする石だから仕入れをすることにして、石の名前プレートには「ススラス」と書いてあって固有の呼称っぽかったので、検索したら情報が出てくるだろうと思っていたんですよ。
しかし全然出てこない。英語表記をいろいろ試しても出てこない。おかしいな、やばいな、これじゃ紹介できないと観念しまして、仕入れ元に問い合わせをしました。
それでわかったのですが、仕入れ元が石の名称を書くときに一度上から書き直ししていて不鮮明になっていたのを、私が読み違えたのだと判明しました。「エステス」を「ススラス」と読んでいたんですよ!(笑)
ホピ族の方との交流がある方だったので、そっち系の単語かと思ったんですよね…全然ちがいました。

保護区域で採れた石ということで大っぴらに伝えることはできず、石もそれほど産出されずで、知られることはなかったんじゃないか…とのことでした。
ちなみに、同じコロラド州の保護区で採れた石に「シャーマナイト」があります(そういわれると保護区で産出って、疑問に思ってなかったけどどういうことなんだ)。

また、ホピ族のことを調べていたら見つけた話があります。
ホピ族の住む土地にブラックマウンテンと呼ばれるところがあり、そこから産出されたウラン広島・長崎に落とされた原子爆弾の原料となったという説があります。
ホピの予言では「母なる大地の内臓をえぐってはならない」と言われており、地球のすべてのウラン採掘に反対をしているそうです。
そしてこれを書いている今日は8月9日、長崎へ原爆が投下された日です。

私は地球(ガイア)の声を「地球が傷ついている」といった内容で人間が代弁するようなことは好きではないんです。人間がいなくなれば地球はすぐにその傷を癒すでしょう。
だから地球の声というよりは、先祖の声なのかもしれないと思いつつ、地球と人が共に歩むための「神の計画」が、あたたかいものでありますようにと祈ります。

石はネフライトです

現在のキャサリン氏の扱いでは「ワイオミング・ネフライト」という言葉が足されていました。
私が5月の時点で見たページがなくなってしまったので、そこまで具体的に書いていたかは忘れましたが、その折にも産地はワイオミング州となっていたような気がします。
今回仕入れたものは間違いなくコロラド州産とのことでしたから、鉱山は違うということになります。厳密にはエネルギーも違うかもですが、同じ古い地層のものであるという点は共通しているのではと予測します。

ワイオミング、コロラドとロッキー山脈に沿って隣あった州で産出されていることから、もしかしてとカナダのネフライトも調べると、やはり同じくロッキー山脈に沿って産出される(閉山したところもある)ようです。
そのあたりのことを調べていてGIA(米国宝石学会)のサイトにあたり、このラインで産出されるよ、というわかりやすい図が掲載されています。
詳しくてかなり面白かったのですが、ネフライトもヒマラヤ水晶のように過酷な環境から掘り出されていて、採算が合わないくらいなようですね。イメージが変わりました。

仕入れ元はどこかでブラックカルサイトと聞いたような記憶があったらしく、それでシャーマナイトの名前も近しい石として上がってきていたそうです。
しかしところどころに油分のようなツヤがあり、緑色も見られますし「ネフライトじゃないか」と伝えたところ、鉱物の本も書かれている著名な方に聞いてくださいました。そしてその方も「この石はネフライト」と仰ったそうです。

石の名前がなかったので、ずっと「ススラス」とか「エステスパークの石」と言っていたのですが、それもなんだか申し訳ないので「エステス・ネフライト」と呼ぶことにしました。
もしかしたら、どこかに同じ産出の石があって、別の名前がついているかもしれませんが、その可能性は低いかな。見つけたら名前を頂戴したいです。

石と話した内容

恥ずかしいのでほとんど公開したことないんですけど、キャサリン氏が言っていたことに通ずるところもありますし、違う表現として参考にしていただけましたらと思います。
なにせ資料がないし、売ってない石なので情報がなさすぎます。
ところどころわかりにくくて広すぎる表現もありますが、解釈はお任せします。

縁のない人も、縁のある人も
会えたことが縁で尊いことと
大切にすれば素敵なことになる

縁のある人はそのことに喜べばいいし
ない人はこの出会いが縁となる

愛情はどちらにも変わらず
あなたも注ぐのでは?
歓迎も

(私は仕入れ元みたいにコロラドに縁はないなぁと聞いた)
(おじいさん?おばあさん?が座っているように見える)

持っている縁は宝物のように
自分の中で慈しむことができる
今目の前にある縁は
育むことができる
どちらも素敵なことだ

広い大地とつながった石なので
より広い空間意識がある
整ったところに聖なるものは降りる
川の流れのような整い

ともに地面を駆ける風になる
鳥のメディスン

それを実生活にどう役立てるかは
その人の持つ深さや速さ、重さによる
さまざまな鳥がいるように
すべてを歓迎する

だからあなたも
全てを歓迎する魂であってほしい
我々のやり方を応用して使ってみてほしい

生活に余計なものがあるから
維持するために多くの食が必要になっている
必要最小限である必要はないが
時と場所がある
いつでも、と思わなくてもよい
鳥の知恵

私たちも人から学ぶ
動物から学ぶひとの姿を見て
我々も学ぶ
保存して伝える、体言する
絵本のようなもの

交流はロッキー山脈に帰る
それほど多くはないが
人との交流もある
この言葉を理解するもの達のところで
その香りを放ち続ける

お願いだ
人々に愛を
先祖たちと地球からの愛を
私たちの役目はそれだから

愛で飯が食えなくても
美味しいだろう?
この美味しさはわかるだろう?
魂が震える

我々のような石は
焚べるもの
導くものというよりは

販売する石たちのご紹介

今回販売するのはこちらの二点になります。
ほんとに地味なのですが、惹かれる方は惹かれるんじゃないかなと思っています。
濃い下地の上では緑が明るめに出ていますね。。。

それでは、販売準備の作業をつづけます。
どうぞお楽しみに。。。

【追記:2022/08/11】

お客様から、2015年あたりに同じ名前の石が流通していたことを教えていただきました。
探してみますと、「古代の青翡翠」「古代の青ヒスイ」という名前の石を見つけることができました、ありがとうございます!
まさしくこの石ですが、日本語訳にする際に「青」が入ったようで、日本語で探した折には見つけることができなかったのでしょう。
「青」については、私が以前にもらった2005年の資料と、現在のキャサリン氏のサイトに掲載されているTMつきの石の名前には含まれていませんが、解説の中に一度だけ「青翡翠の一種であるこのユニークで深遠な新しいミネラルは」と出てきます。
名前については私自身もこの記事を公開したタイミングでは「古代の翡翠」としておりましたが、英語を見ると「Ancients」となっていましたので、「古代人の翡翠」といったほうがニュアンスが正しいのではと思われます。「s」を見逃しておりました。また、過去に見た名称は「Ancestors(先祖)」でしたので、その名前ともすこーし感覚が異なりますね。

そして産地はやはりワイオミング州となっていますので、鉱山は違うものにはなります。

とはいえ、日本でも扱われていたことに少し安堵しました。
情報をお寄せくださり、感謝申し上げます!

 

桑坂 碧

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目に見えないものが普通に認められるようになってきたこの時世に、その時々に少しずつ変わっていく大切なことを逃さず、楽しみ、好きなものに手を伸ばし、書き残してい...

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