オーストラリアの大地から、蛍光する石たち

オーストラリアの大地から、蛍光する石たち
発売情報

陳列されているのを見て、何度も前をうろうろして結局仕入れました。
ポルサイトとユークリプタイトの2種の石を各2つずつ仕入れました。
お恥ずかしながらこの石についての知識がなかったのですが、質感と雰囲気がたまらなくて、そういう自分のアンテナへの反応だけで決めました。
販売準備を進めながら探ってみたら、加勢先生がメロディ氏と同じようなことを言っていて面白かったです!

オーストラリアで採れた蛍光する石たち

私はこの石を採掘をしている人から直接仕入れました。お店の女性の方が「彼が見つけたのよ!」と自慢げに話してくれました、わりと最近のことらしいっぽかったです。現地のニュースを調べてみると、たぶん2016年か、2018年のことなんじゃないかと思います。
それを受けて白髪ヒゲのおじいさんが「いやいや…」と照れていました。でも石のことを聞いたら熱い説明を何度もしてくれました。石好きの人っぽい笑。
これらの石は短波と長波のUVライトで蛍光し、その様子を詳しく説明してくれました。鉱物の解説カードは手書きで、蛍光したときの変化の色も書いてくれています。

ポルサイトの蛍光(長波蛍光)

緑色部分がポルサイト、オレンジ部分がスポデューメン(クンツァイト)です。

ユークリプタイトの蛍光(短波蛍光)

赤い部分がユークリプタイト。画像より真っ赤になります。
画像ではほとんど白い線に見えていますが、線の部分とまわりが緑色がかっています。その部分がハイアライトオパールです。

長波のUVライトは簡単に手に入りますが、短波ライトは鉱物鑑定専門のライトになります。また長波に比べて有害さが上がりますので、使用時はゴーグルと手袋を着用するなど気を付けて扱う必要があります。
ユークリプタイトを長波UVライトで見るとハイアライトが光り、うっすら黄~草色に見えます。赤い部分はあまり変わらず、こんなに赤くはなりません。
安価な消毒用のライトで短波だという表記のあるものを試してみましたが、全然だめでした。考えてみたら謎表記ですね…??

カメラとライトをあれこれ試して撮影しているときに、とてもきれいな写真が撮れました。

実際にはこんなピンク色ではありませんが、銀河系星雲みたいでとても幻想的です。
さて、エネルギーのことについてまとめておきましょう。あまり資料もないことですし、加勢先生にも軽いリーディングをお願いしました。

ポルサイトのエネルギー

クリスタルヒーリング、パワーストーン系ではあまり名前を聞かないのではと思っていましたが、検索するとポルサイトは「アセンションの石」と書かれているのを見つけました。
メロディ氏のエンサイクロペディアには、どちらの石も掲載されていましたので、どんなエネルギーの石なのかかいつまんでみますね。長くなりますので全部とはいきませんが、いくつか抜粋してみます。

ポルサイト

  • ゼオライトのグループに属する石、宝石質結晶は稀
  • 人類愛、人類が皆家族であるという感覚の安定化を象徴
  • マインドを明晰にし、ハートチャクラを刺激・浄化する
  • 協力と機転を維持する能力を高める
  • レイキやあらゆるハンズオンヒーリングに最適なエネルギー
  • 特定の問題や症状に対して、どの鉱物が最も効果的かを判断する際にも役立つ
  • 船員やあらゆる航海活動の安全を守る
  • 周囲の不純物や汚染物質から身を守り、それらの消散を助ける(旅におすすめ)
  • 持久力、粘り強さが向上、体内への旅を助け診断を容易にし、不調の改善に役立ち結果を向上させるための洞察と手順を明確にする
  • キルリアン写真法によって活性化されるとあらゆる色のスペクトルを発する → あらゆるエネルギー媒体に作用し、活性化、刺激、浄化作用を発揮し、あらゆるセンターの修復に使用できる。

ゼオライトの項目に追加で上記のような性質があると書かれていましたが、ヒーリングエネルギー的な記述は少なく「有害物質や悪臭を吸収する」「農業の生産性向上に役立つ」など生活上役立ちそうな情報が書いてありました。

スポデューメン(クンツァイト)

  • ハートチャクラを活性化し、ハートチャクラと喉のチャクラ、そして第三の目と調和させる
  • 無限の愛の源と繋がり、あらゆるレベルでの浄化をもたらす
  • 自己愛、無条件の愛、そしてロマンチックな愛といった内なる承認と外への表現を促す
  • ネガティブなエネルギーを解消し、周囲の波動を自動的に高める(周囲5cmから無限大まで変化)
  • 外部からの影響や憑依を払い、オーラの外側を保護し、不要なエネルギー(良いものも悪いものも)から身を守るシールドを作り出すのに用いられる
  • 深い瞑想状態への到達を助け、あらゆる状況において集中力を高める(人混みの中、雑念の中でも平静を保つ)
  • 思考と行動の成熟を促すと同時に、子供のような開放性を保つことを可能にする

書いてあることがとにかく魅力的です。
クンツァイトはカトリーナ氏も「ハートのトリニティ」の3つの石のうちのひとつとしています(クンツァイト、ピンクトルマリン、ローズクォーツ)。
こういったことからか一時期流行りましたし、私もその折にブレスレットを入手しました。初期の頃は丸珠はなくて、チューブ型のビーズでした。
面白いなと思ったのは「この鉱物を垂直に持ちチャクラを整列させると、エネルギーセンターが内部的にバランスを取り繋がります。このフォーメーションによる「トリップ」は非常に刺激的」と書いてありました。クリスタル・ハイですね笑
久しぶりにブレスレットを着けてみようかな…。

加勢先生のリーディング

芝生のような広い、山の中ではない土を掘り起こしたような場所にあったもの。ということは、(広い芝生の雰囲気について)動物が喜ぶ。
グラウディングとアースエレメントの石。
豊かさと安心感がある。フローティングではない。
波動はゆっくり浸透する、お守り石。(その感覚が)翡翠に似てるところもあるんだよね。
アースエレメントだから肉体のエネルギーを扱うのに向いている(=レイキやハンズオンヒーリングに向いている)。

ユークリプタイトのエネルギー

こちらもメロディ氏のエンサイクロペディアに書いてあることを抜粋、リストアップしてみます。何の石でも掲載してあってすごいです。

ユークリプタイト

  • 指圧/鍼灸の経絡を刺激し、その整列を維持する作用がある
  • クラウンチャクラに用いることで活性化をもたらし、内なる本質に浸透する平安をもたらす
  • 言葉やボディランゲージを通して心の感情を表現する際に、完全にリラックスできない人にとって優れた石
  • 深い瞑想状態への到達を助け、あらゆる状況において集中力を高める
  • 混沌や不条理の中にあっても、気を散らす要素を排除し、本来の叡智を維持する
  • 地球上の無秩序な地域をグリッド化し、レイラインやプレート構造の安定をもたらす
  • 宇宙のエネルギーの力を調整し、豊かさを生み出し、不調を解消・改善する
  • ローデシア(現ジンバブエ共和国地域)先住民文化において聖なる石で、物質界および霊的な動物界との交信に用いられ、トーテム動物を呼び寄せ「奉仕」における繋がりをもたらすと言われている
  • ラジオニック分析にも使用可能で、ユークリプタイトを手に持ち、クライアントの体に置いたり、振り子を使ったりすると、石のエネルギーが使用者のエネルギーに干渉し、問題箇所を指摘する

ハイアライト(オパール)

石の解説カードには「ハイアライト」とだけ書いてありますが、そういえば仕入元の方は「オパール」とも言っていました。

  • 目の前に現れる輝くトンネルを通して情報をもたらし、生まれる前に定め忘れ去ってしまった道を明らかにし、個人の未来へのビジョンを促す
  • 使用者にリスクや危険に関する情報をもたらし、危険の悲惨な結果を回避するための行動を可能にする
  • 研究すべき対象との効果的な相互作用を助け、対象と「一体」となり、望ましい深い知識を獲得できる
  • 完璧な自己の表現を阻害する不安への気づきをもたらす、自己の本質を見抜く力を与える
  • 頑固さ、禁欲主義、そして執着心を払拭し、和らげる
  • 心の明晰さを高め、自己の微妙な干渉にとらわれることなく、受け取ったメッセージを完全に再現することを可能にする
  • 「凝視」にも用いられ、永遠の領域からのビジョンを刺激するのにも用いられる

「凝視」は「gazing」で、おそらく水晶球をじっと見てヴィジョンを得るようなことを言っているのだと思います。 

加勢先生のリーディング

フローティングの石、これも地表で採れたもの、金属質の感じが多い。
ダウジングみたいな石(メロディ氏の「ラジオニクス分析」に使用可能という点と類似)。手に持って必要なものを念じると(そのものとの)ピントがあってくる。目標のイメージを固めるのに良い。
瞑想に良い。ヴィジョンをクリアにする(ハイアライトの「凝視」と類似)。

キーワードを参考に石の世界を広げるイメージを

こういった石のリストを紹介するのは、これらのことを文字通りに受け取って、石にその通りのことを期待してほしいからではありません。
その石の持つ性質の根っこといいますか、エネルギーのエッセンス部分はこんな感じなんだろうなというイメージを持つ、方向性を感じ取る、想像することができると思いますので、そのヒントにしていただけたらと思っています。
そういう点においても、メロディ氏のエンサイクロペディアは石のエネルギーについての記述が豊富で、言葉は違うけれども加勢先生と同じことを指しているなと思う点も多く、参考になると考えています。
また逆に「この石のこの感覚が、フローティングということか」と、石と解説からその影響のぐあいを知り、そういった感覚を広げていくということもあるかもしれません。

以前、石のエネルギーをどうやってリーディングしているのかということを加勢先生とは別の達人にお聞きしたら、「その石と一緒に過ごせばわかるわよ」と返されたことがあります。
これにはとても衝撃を受けました。どうしても言葉やキーワードに寄りかかりたくなりますし、エネルギーというものは、分かる人には手にもった瞬間に感じとれるものなんでしょ、すぐにわからなかったらもうムリなんでしょ、と思っていました。
しかし心にとまった石と時間を過ごす中で感じることを大事にできれば、自分と石のつながりから得た結論で、とても貴重な体験になると思います。

とはいえ、キーワードに惹かれて手にしてみるのも大アリです。
それはその時の自分がそのことを意識的・無意識的にかかわらずテーマに感じていて、よく見ていったほうがいいことなのでしょう。
持ってみたら全く違うアプローチがくるかもしれませんが、それも石とのご縁かなと思います。
また、これらの石と過ごす時期のことは、日記を書くなりアプリにメモるなりして記録をとっておくと良いと思います。後で見返して、すっかり忘れていたことに気づくことも多いです。

私はこの石の白くてすべすべの風合いが好きなので、蛍光しなくてもいいやという気持ちなのですが、蛍光はこの石の大きな特徴ですし、よりこの石を面白くしてくれています。
風合いも鉱石的にもまったく違いますが、このすべすべ感覚は私の中では糸魚川のクリノゾイサイト、熊野の白石といった石たちと同じ系統に入り、蛍光とほんの少しだけ透明感を感じることから、不思議な光の感覚のある石だなと思っています。
加勢先生もリーディングで「翡翠に似てる」といったので、私の感覚も間違ってはおらず、この感じは「波動がゆっくり浸透するお守り石」というジャンルに入るんだなとわかりました。

ちなみに採掘場所は山じゃなく、大きな湖の近くです。


<画像はGoogle Mapより。クリックでGoogleMapで見ることができます

Sinclair Caesium Deposit, Norseman, Dundas Shire, Western Australia, Australia
(解説カードの綴りは「Cesium」となっていますが、ここだと思います)
ポルサイトはセシウムを含みます、この鉱床はセシウム鉱山としてかなり期待されていたようです。商業的に活用できるセシウム鉱山はカナダとジンバブエにしかなく、この鉱床は第三の大きなセシウム鉱山となりました。

「セシウムは放射性鉱物だと思い込んでいる人が多い。放射性同位体は医薬品や時計などに使われているが、私たちのセシウムは全く放射性ではない。」と鉱山を採掘しているパイオニア社が発表しています。
セシウム…?聞いたことあるなと思いましたが、ピンとこなかった自分に反省します。大震災の折に福島の原発から漏れ出た放射能について、よく使われていた放射性物質名です。
放射性セシウム(セシウム134、137)は核分裂や核実験によって人工的に作られたもので、自然の中にある非放射性セシウム(セシウム133)はベータ線、ガンマ線ともに放出しておらず、ゆえに半減期などもなく健康被害もなく、非常に安定しているとのことです。切ないな…。
ゼオライトに汚染土壌中の放射性物質を吸着させて安定させ、人工的にポルサイト化し、環境中の放射性物質を取り除くことができないかという研究も成されているそうです。

回転動画をインスタグラムにアップしましたので、ぜひご覧ください。

さて、それでは発売に向けて作業を続けたいと思います。
どうぞお楽しみに!

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桑坂 碧

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目に見えないものが普通に認められるようになってきたこの時世に、その時々に少しずつ変わっていく大切なことを逃さず、楽しみ、好きなものに手を伸ばし、書き残してい...

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