当オフィスは19周年を迎えました。

DIARY

は~。次の大台が見えてきました。びっくりですね。
これもひとえに皆様のご愛顧によるものと思っております、深く感謝申し上げます。創立記念日は感謝の日です。

そろそろ自分たちの性質はわかったような

この業態にはあまり型がないと思いますが、その時々に流行りのようなスタイルはあるのです。
そういったものに寄っていこうとして加勢先生をそちらに引っ張るのですが、うんともすんとも動かない感じで「まぁいっか先生のオフィスだし」と言い続けてきたような19年です。
あちこちに見えるキラキラしている場所へ先生を引っ張っていこうともがいている時、「ああ~うちは時代遅れになっちゃう」と焦るのですが、今こうして私たちがこの仕事を続けられていますから、自分の持っている色でもオフィスが存続できるのかなと思っています。
この感覚を悟りはじめましたので(まだ完璧ではない)もうあちこちへ引っ張ろうという気持ちはほとんどなくなり、最近の動向情報を共有して反応を聞いて、なるほどねーと自分なりに解釈しています。

とにかく徹底しているのは「今、目の前にあるものに注力する」という自分の感覚で受け取っているものに対して働きかけること、目の前にあるものを置いといて次に行く、とはしないことです。
「大事なものが変わらない、今ここに存在する」というのは加勢先生の良さかと思います。

私はすぐにそういったものが変わる典型的な柔軟星座の人なので、置いていかれちゃうなーという寂しさや、「これが歳を取るということなのか」と思ったりもしますが、ここまでくると「どっしりしていいんじゃない」と思うようになりました。
また新しい挑戦があるかもしれませんからスタイルが確立したとは思いませんが、だいたいこういう性質で物事を考えて進めていくんだな、という捉えはできてきたと思っています。

天然石業界に対するコロナ禍の影響

天然石に関しては、海外からの流入方法が変わっています。
人的な海外との行ったり来たり、世界的にミネラルショー等が中止になったり、海外からの流入を禁じていたりして、卸元も今までとは違った様々な方法をとって仕入れを行われています。
うっすらと卸元の扱う商品も毛色が変わるというか、そんな感覚がありました。そろそろ落ち着いてきたような気がしますが、卸店なんだか小売なんだかわからないような状態になっているところも出てきています。

私たちオンラインに比重を置いた小売店の存在意義はどうなるのかなぁと考えなくもないですが、そもそもそれで私の口が閉じるわけでもないですし、このあたりはさほど響かないかなと考えています。
それより、今までよりごく普通に天然石を暮らしに取り入れようとしているのを目にすることも多くなりました。小物やインテリアとしての天然石で、センスの良いものなどです。
この業界にも新しい風が吹いてるなー、楽しみだなーと感じています。

もうじっとしていられない、という感覚がまた良かれ悪しかれ、流れを作っていくでしょう。
その時々に、サポートとなる石をご案内できればと思っております。
そのためには自分に正直でなくちゃなぁというのが、直感的な答えです。

これからも感度を落とさず、楽しみを生み出せるように努めてまりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます!

桑坂 碧

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目に見えないものが普通に認められるようになってきたこの時世に、その時々に少しずつ変わっていく大切なことを逃さず、楽しみ、好きなものに手を伸ばし、書き残してい...

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