当オフィス、18年間の歩みを世相を交えてざっくり紹介

DIARY

この8月2日で、当オフィスも設立18周年となり、19年目が始まりました。
始まった当初は周りの方から「3年続くまい」と思われていたのですが、ここまで続けてこれました。お客様の皆様のおかげさまに他なりません。本当に良いお客様方に恵まれ、助けられてここまでこれました。毎年感謝を重ねておりますが、今年もさらに感謝申し上げます!

というわけで、精神的支柱のお話は加勢先生のブログを御覧くださいませ、いつもながらにすてきな文章です。
先日も犬のトリミング屋さんから「短いやりとりですが、先生の言葉からはパワーを感じます」と言っていただきました。本当にそう思います。


私は時々聞かれることもありますので、水エレメントらしく、これまでの時代と共に振り返りを書いてみたいと思います。

ちなみに17周年のヴィジュアルはタロットの大アルカナ17にちなんで星、18周年は同じく18のカード・月にしました。より精神的な中を進む一年になるのかな…。

そもそもエアーワークスとは

天然石販売のサイトから来られた方は「エアーワークスってなんぞ」という方も多いかもしれません。
もともと私はスピリチュアルカウンセラー加勢先生が独立起業する際から関わり、アシスタントという立場でこの仕事を始めています。今もそれは変わりませんが、長い時間のあいだに天然石販売グラフィックデザインが事業として成り立つようになりました。とくに天然石販売は早々にはじめましたので、ほぼ同じ期間運営していることになります。

仕事をはじめた当初は「悩みを抱えた人が集まるんでしょ、大変なんじゃない?大丈夫?倒れるんじゃない?」と言われましたが、そういった方が笑顔になって帰っていかれたり「ありがとう!生まれて始めてこんなに整理がついたことはない!」と感激されたり、そうでなくても後から考えられないような素晴らしい展開のお話を聞かせてくださったり、アドバイスされた方向で有名になっていかれたり、億単位で稼がれたり(笑)と、美しいものしか見てないんですね。私のポジションはね(笑)。先生は大変だと思いますが。。。

というわけで現在、私はエアーワークスの受付・事務全般をこなしながら、天然石販売グラフィックデザイン、犬の散歩を行っています。カウンセリング内容は受付時におたずねする以外は、ご感想をいただいたりする時に読むだけで、ほとんど存じておりません。ヒーリングやセラピーはしていません。

エアーワークス黎明期


とにかく日当たりが良かった。なつかしいソファ。水生植物のところに追いてある水晶はたまに除霊に未許可で使われていた。

オフィスの立ち上げから関わっていまして、私にとっては物件探しが初仕事ともいえます。
しかしまったく見つからず。というのも、その当時(2002年)はスピリチュアルやヒーリングが一般的ではありませんでしたから、借りるのが難しかったんですね。

それで「コンサルティングです」などモヤモヤとした説明で不動産屋さんに話していたのですが、一度「腹を割って話してください。そうでないと私も力になれません」とすっぱり言われ(今も忘れない~カッコよかった)、実は…と仕事内容を話してみると、不動産担当者の方もヒーリング系が大好きという方で「な~んだ、そうだったんですか!では大家さんにはこう伝えましょう」と、理解ある大家さんを紹介してくれ、不動産を借りるにあたって大丈夫なように翻訳しつつ、尽力してくださいました。

私が探している段階ではなかなか見つからなかったのですが、加勢先生が動ける日があり、しかもその日に出てきた物件があり、スルッと決まってしまいました。
私の努力はなんだったんだ、と思いました(笑)。

私はもともと、加勢先生のカウンセリングで立ち直ったクライアントのひとりでした。
霊感があることに自覚がなく、グラウディングがまったくできずにずっと魂が身体から高く離れた上方に浮いた状態にあり、心身のバランスを崩していました。そこを助けていただいたのがご縁のはじまりです。
ちなみにそのバランスを戻すために、直感の使い方を知り、霊的な方向からクリエイティブへと感覚の使い方を切り替えるため、加勢先生からタロットを習っていました。

オープン当初


前のオフィス、窓から空を眺める

さて、それでもその当時はまだ「スピリチュアル」という言葉はなく「霊感」という表現でした。依頼も除霊的なものや物件の鑑定なども多かったです。「カウンセリングを受けたら呪われないですか?」というような質問もよく受けましたし、心霊写真の持ち込みも多かったです。

気功によるエネルギーワーク(練気)がメニューにありましたが、自分でできるようになったほうが良いと、今ではスクールになっています。

近くに占い学校があったこともあり、占い師の方との交流が多かった頃でもあります。
山手線の真横のマンションの6階で、ずっと電車の通る音が聞こえていましたが、その分空が開けており、とても気持ちの良い空間でした。

私自身は個人的にやっていたオンラインでの石の販売を、エアーワークスで行うことになりました。
あとは受付業務をして、サイトを整備していました。まだCMSを使わずホームページ・ビルダーでコツコツ一枚ずつ作っていた時代です。

全体的にオフィスは今よりも霊的な色の濃い雰囲気だったと思います。
私自身はとにかく加勢先生のことを広めたく、「霊的なものをセンスよく見せるにはどうしたら良いか」ということを考えていましたが、この頃のサイトはあまりセンスの良いものではなかったような記憶があります。

私が霊的な世界観を説明しなくてもよくなった便利な現在、加勢先生の良さも「何がなんでも良いから広めたい」から、「必要がご縁があれば会えるんだな~ある程度の入り口は必要だけど、後は流れに任せよっと」に変わりましたが、今も「見えないけれど存在する世界観を、わかりやすくセンスよいものとして伝えたい」ということはテーマとしています。

スピリチュアルブーム到来


窓から下を見る、もうお店なども変わったところが多い

2005年「オーラの泉」というテレビ番組がはじまり、ここで「スピリチュアル」という言葉が一般的になります。前世、守護霊、オーラなどが暗いものではなく、キラキラ・フワフワ、白い天使の羽のような世界観が席巻します。それまでもこのあたりのテイストのものはあったのですが、よりこのイメージが強くなりました。
お問い合わせでも「オーラの色を見てもらえますか」という質問は多かったです。

また、前世については加勢先生は本当に「今」から時間を巻き戻してみていくという手法のため、時間がかかる上に得るものが少ないということで、この頃より余程の必要性がない限りは前世をお答えはしていません。

ずっと「先生のことをなんという言葉で表現したらよいのか」ということがテーマでした。海外だとミディアムという言葉もありますが、日本ではそれも一般的ではありませんでした。この頃から「スピリチュアル・カウンセラー」という肩書を使うようになりますが、近しい方は違和感があるといいます。加勢先生もその名称でいいのかどうかと思われているようですが、皆さんにお伝えするにはわかりやすく、一番良いのかなと思っています。

スピリチュアルはブームになり、ヒーラーやセラピストが一気に増えた時期になります。友人たちがどんどんプロとして活躍しだしはじめました。自分で何かを始めることが、とても楽しかった時期かもしれません。

東日本大震災で変わったこと


階段のところ、天井がなだらかなスロープになっていた。良い。

2011年に東日本大震災があり、状況ががらりと変わったポイントになっていると思います。
それまでにあったスピリチュアルブームは静かになってゆき、震災後の不安定な環境や状況から、ヒーラーやセラピストの方は農業や食文化、オーガニックのものといったジャンルへと移っていく方が多く出てきました。スピ系としてはちょっとさみしい時期でした。世間的にも、より現実的な事柄を大切にするようになっていきます。

加勢先生も法人様へ顧問として協力し、より多くの人に実際的に良い影響を生み出すための動きが定着してゆきます。ビジネス・コンサルティングにも力を入れるようになりました。

古いマンションの6階で、余震の際に非常に揺れました
いざとなったら逃げられないかも、ということもあり、移転を考えていたところ、一番はじめにお世話になった不動産屋さんから「この震災後の状況で空いた物件がある」という話をいただき、3階建ての2階という理想的な現在の場所に移転しました。
この頃、恵比寿のあたりはお店や会社がごっそりと入れ替わりました。

クリスタルは原石の販売が少なくなり、もともとその傾向は当店にはあったのですが、ブレスレットなど身につけるものの扱いが多くなってゆきました。置いておくだけではなく、使って楽しめるものに趣向が集まっていました。

「困る人が増えると忙しくなるのでは?」ということも何度か聞かれますが、それはないですね。。。地方のお客様から、東京は危険だからしばらくは行けない、というお声もいただきました。
個人的にはこの時、右上半身が欠けてなくなり「もう二度と元の状態には戻れない」という感覚がずっとありました。思い出せば、今もそれはなくなったままのように感じています。

そして現在


初・リモート「クリスタルセレクト」前

今、またコロナ禍の中で、当オフィスの在り方も変化しつつあります。これまで絶対にやってこなかった、リモートでのカウンセリングが始まりました。
霊的な干渉で電波が切れやすいということと、電波の上でカンを使うと酔ったようになり頭痛がするなど、コンディションよくカウンセリングが行えないということで承っていませんでした。
しかしそれは以前の話なので、今の環境下でどれくらいできるのかやってみようと手探りが始まりました。

私のクリスタルセレクトも、先日はじめてのリモートでの接客をさせていただきました。
アクシデントもありまして、ご不便をおかけすることもありました。まだまだ完璧にはほど遠いのですが、がんばって、できることを楽しんでゆこうと思っております。

そろそろ「この業界で長い」と言ってもいいかなーと思ったりしますが、だからといって知識が十分というわけでもありません。とくに私は「何をやっている人なのかわからない」といわれることも多く、そんな状態が長くなっているだけとも言えます。
この業界、先輩方の生き方はほんとうに様々で、オリジナリティとバイタリティと、ハートのエネルギーに溢れています。何をやっているのかわからない人はたくさんいます(笑)。先を行く方々のかっこいい背中を追いながら、既存の枠に無理にはめず、今の時代にフィットしたものは何なのか、アンテナを鈍らせることなくやってゆきたいと思います。ここから数年は変化が激しくなるのではと思っています。
「変わらないこと」と「変わっていくこと」の両方のバランスを取りながら、共有できるアートを日々生み出してゆきたいです。

これからも、ご一緒いただけましたら幸いです。
何卒、宜しくお願い申し上げます。

桑坂 碧

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目に見えないものが普通に認められるようになってきたこの時世に、その時々に少しずつ変わっていく大切なことを逃さず、楽しみ、好きなものに手を伸ばし、書き残してい...

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