エスピリットサント産アレキサンドライト原石

2025.03.07

発売情報

塩原氏のおすすめ石に、耳馴染みのある名前が出てきました。しかし名前と思っている見た目が全然違います。
こちらはメロディ・コレクションの石で、メロディ・ガレッジセールの証明書がつきます。そしてスーパーセブンと同じエスピリットサント産のアレキサンドライト原石だそうです。
原石は（注視していなかったからかもしれませんが）見たことがありませんでした。調べてみると無いことはないのですが、そもそも枯渇している鉱山が多く、あまり多くは出回っていないようです。

アレキサンドライトとは

私がこの石を知ったのはまだこの仕事をする前、カフェをやっていた頃、お客様が「これはとても珍しい石で、石選びからオーダーして作ってもらった」とアレキサンドライトがついた指輪を見せてくださいました。
その時は宝石の世界に変わった性質を持つ、まだ知らない石があるということに驚きました。

そんな私の驚きよりももっと前のこと、アレキサンドライトは1830年に発見されています。それもなんとウラル山脈で！
この時の発見ではとても高品質な石が見つかっており、色の変化も劇的だったそうです。石の名前は王位後継者のアレクサンドル２世にちなんで命名されました。赤と緑はロシア帝国の旗の色、軍服の色と同じで大変もてはやされたのだそうです。
ウラル産のアレキサンドライトは高品質ですが採掘は長くは続かず鉱床は尽き、現在はスリランカ、東アフリカ、ブラジル産が多く出回っています。が、ウラル産ほどの品質のものは無いようです。
今回販売するアレキサンドライトの原石はエスピリットサント産で、スーパーセブンと同じ地域で採れたものだそうです。ウラル産ではありませんが、スーパーセブンに近いところで採れたと聞くとワクワクしますね。ブラジル産のアレキサンドライトはロシア産並に上質なカラーのものがあったそうですが、現在は供給自体が少ないそうです。

アレキサンドライトはクリソベリルの変種で、最近６月の誕生石となりました。大きな特徴としては太陽光の下では緑、白熱灯の下では赤紫に変色します。
この石も緑の部分が蛍光っぽい赤色に変色しますが、変色を見るためにはより強い光源が必要です。この蛍光変色の見方については後述しますね。

メロディ氏のエンサイクロペディアより

メロディ氏のエンサイクロペディアでアレキサンドライトについてどのように書かれているかをみてみます。
まずはクリソベリルの性質があるとのことで、以下、クリソベリルについてです。

クリソベリル全般のエネルギー

個人の力と精神性を高める
第 3 チャクラのエネルギーと第 7 チャクラのエネルギーを統合し、努力において知性を活用できるようにする
クラウンチャクラを開き、活性化するのに役立ち、賢明さのエネルギーを精神性と全体的な存在の促進にもたらす
「不滅の石」であり、克服し、卓越性に向かって前進するのを助ける
自己価値を高め、完全な状態を理解し、実現するのに役立つ
寛大さと「慈善心」の両方を高めるために使用されてきた石で、不正を行ったかもしれない家族や友人を許す、使用者に心の平穏をもたらし相互関係の理解を促進する
肉体と知性体*の平和感を促進し、あらゆる努力と存在の領域で自分自身に慈悲深くなるよう助ける
周囲の良い面を見ることができ、反対意見を理解できるようになる
石のエネルギーは強力ですが甘美
発展につながる生活の側面の継続を促進、非生産的なエネルギーパターンを解放し、中止するのにも役立つ
障害の背後にある理由を理解し統合するのを助けることで、身体の治癒の永続性を促進するのにも役立つ
特定の障害に必要な治癒エネルギーを発する他の石と同時にクリソベリルを使用すると、他の石からのエネルギー伝達が実際に強化される傾向がある

＊知性体って何？と調べましたが、「肉体の限界を超越し、意識と思考を具体化する精神的な本質。肉体を超えて存続し、意識と感情を通じてすべての生き物と結びつける真の自己」だそうです。

アレキサンドライト固有のエネルギー

クリソベリルのエネルギーに追加で、下記の要素が加わります。

肉体、精神、感情体においてエネルギー的にスタミナを増強
再生力を持つ希少な宝石
インナーセルフと「外側の自己（アウターセルフという言葉があてられている）」の両方の再生を促進
願望実現における拡張、創造性、気づきといった性質を生み出し、その人自身の世界の変化促進の原動力を与える
結晶構造のエネルギーはとくに「願望実現のアート」に役立つ
時間の起源に戻り、自分の成長の始まりとつながる
学ぶべきことに対する理解と感受性が促進され、より高度な実現を達成するための努力のない方法についての洞察が得られる
自己をセンタリングさせ、自尊心を強化し、喜びを体験する能力を高め、自然界全体の相互関係を認識し、感謝する能力を高める
精神体、感情体、エーテル体の調整を促進し、よりバランスのとれた感情状態を作り出す

「manifestation」は直訳では「顕現」となりますが、わかりやすく「願望実現」と訳しています。ポジティブに考え、願い、それを顕現させるプロセスのことを指しています。
「願望実現のアート」とは、願望を実現させる美しいプロセスのことを指しているのでしょう。

加勢先生のリーディング

さて、そこで加勢先生にもリーディングをお願いしました。

この石はグラウディングの石、落ち着かせる、昂らない。抑揚を抑える。
「感情の色」を含んでいる…なんといっていいのか、自然界の色と似ている、怒るとレッド、落ち着くと緑とか。
感情のコントロールによいし、自然界とのシンクロいよい。
見た目には関係ないけれど、強いオレンジ色を感じる。穏やかな木漏れ日、太陽の光の色。
…ガラス質の方が近い…こんな色だけど透過光、ステンドグラスが落とす柔らかな色の光。
ステンドグラスのガラスの色ではなくて、それを通った光のほう、つまり自然界エネルギーのほうの色。
バイタルチャージ系とは違い、繊細だからシンクロしやすく、感情に作用する。
ストレス過多の人のストレス軽減のためのビタミン剤みたいな、中和的な、感情の穏やかさを感じる。
穏和な石なので、長く持っているといい。
石のほうがシンクロしたがっているところが珍しい。

光の色の性質、感情の色と自然界の色が似ているという捉え方など、加勢先生の見る世界観がよく出ていて、かなり面白い話でした。
先生にとっては感情が持つ色は自然界の色と似ているという捉え方です。言われてみればそうな（気がする）のですが、言葉にされると「そうなのか！」とどこか説明できないアハ体験のような清々しさを感じました。私はここまでですが、きっと読者の方にはもっと深い理解をしてくださる方がいると思います！

メロディ氏の本には、たとえばこのアレキサンドライトなら「以下の特性は、この本のクリソベリルのセクションに記載されているものに追加されます。」と書かれています、これはよく出てくる文言です。
今回、加勢先生の話はクリソベリルのエネルギー解説に近いものもあり、ちゃんと両方読むべきだなと感じました。

そして薬事法的には表現が難しい情報ですが、メロディ氏と先生の見解で同じく出てきたのが「神経系によい」ということでした。
また、先生が言う「中和」には、メロディ氏の言う「再生」と似た捉え方があるようで、「自分にない光を補ってバランスを取る、だから再生という表現もわかる」と話していました（この話はこのまま「石のほうがシンクロしたがっているのが珍しい」につながっていきます）。

また、オレンジ色は第三チャクラの色でもあります。メロディ氏の「エネルギーは強いけど甘美」という部分は、加勢先生の「ステンドグラスみたいなやわらかい色の光」に通ずるところがあります。「ステンドグラスを通った光」と「木漏れ日」は何かを通り抜けた美しい光として表現的には近いらしく、とにかく「光が優しい、穏やか、穏和」みたいな感じの言葉をよく出していました。

加勢先生のリーディングはメロディ氏の見解を別の言い方をしてくれているように感じられることが多く、エネルギーの感触を教えてくれます。その石を持つ人がより体感的に、イメージ的にヒントとなる材料となればと願っています。

石の蛍光色を見る・撮るには

宝石品質のアレキサンドライトは太陽光と蛍光灯でも色の変化が見られますが、これらの原石はぱっと見た感じも緑色ではなく黒く、宝石品質ほどではありませんので、変色を見たい場合はUVライトをご使用ください。
ライトによりましては暗所でないと蛍光が見られないこともございます。
見るだけなら1000～2000円程度のライトでも十分でしたが、画像撮影となるとこれらのライトでは無理でした。目では赤い蛍光変色が見えているのですが、以下のように画像では全体が紫になるだけでした。

▼安いライト+一眼レフカメラ

このライトだと明るいところでは変色が見られませんでした。

▼鉱物専用ライト+iPhone

これが一番実際の見た目に近いです。
このライトはこの撮影のために購入に踏み切りました。
細身で見た目もかっこよく、これまで持っていないほうがお店としては怠惰だと感じており、手にすることができて嬉しいです。

▼鉱物専用ライト+一眼レフ

鉱物専用ライトと一眼レフでは、全面真っ赤になってしまいました。実際は赤く見えていないクッションまで赤くなっています。これも人の目で見たものとは異なっているので、使用できませんでした。
一眼レフの専用フィルターなどを使ったりすれば余分な赤がカットできるのかもしれませんが、そこは私の知識＆経験不足でわかりません。

鉱物専用ライトは明るいところでは石との距離が１ｃｍ以内でないと変色が確認できません。
明るいところで見たい場合は、安くてUVがライトの光が鋭く強いものが一番見やすかったです。ややこしいですね。。。
また、これらの安価なUVライトももしかすると仕様が変わる可能性がありますので、当方で所持しているものとまったく同じように働いてくれるかは不明です。その点はお許しください。
紫外線ライトの光を直接見ることは絶対に避けてくださいね。