世界を震撼させた宇宙の破片「チェリャビンスク隕石」

世界を震撼させた宇宙の破片「チェリャビンスク隕石」
発売情報

隕石第二弾。モルダバイトは隕石の衝突による地球物質が変化したものですが、今回はほんとうに地球外のものです。
ちょっと前からこの隕石が気になるなーと思っていました。記憶に新しいこともそうですし、現れ方が非常に派手だったことも印象的です。このような現代的なものも気になりました。

チャリャビンスク隕石とは

この隕石は2013年ロシアのチェリャビンスク州に落下しました。その上空での破裂による衝撃波は大変なもので、ロシア国内でも9番目に大きな都市で人口も多かったことから、およそ1500人、4500棟の建物に被害がでました。実際に隕石のかけらが直撃し頚椎骨折をした女性がひとりいらっしゃいます(もちろん大怪我だったものの命に別状はありませんでした)。
隕石の大きさは諸説ありますが15~20mで、飛行速度は秒速18m、高度約20kmのところで分裂(爆発)したと考えられています。その分裂時の衝撃波は幅100km×長さ数十kmに被害をもたらし、広島型原爆の30倍とされています。高度が高かったので広島型原爆より被害が少なかったのですが、もし分裂せずにそのまま地表に衝突したら100m~300mのクレーターができ、周辺の街は消滅もしくは深刻な壊滅状態になっただろうといわれています。
それでも窓が破壊され-15度の空気が室内に入り込み、学校や職場・施設は閉鎖され、路上では車の事故も多く発生し、電話連絡が集中したことにより回線がつながらなくなるなどの大混乱が起きました。アメリカの新型爆弾による攻撃で、それを空中にて迎撃した存在がいたという誤情報が流れたこともありました。
この隕石の落下により、世界的に宇宙災害に対する意識と警戒が高まることになりました。

この隕石は多くの方のドライブレコーダーや監視カメラなどに映像が残っており、現在もYouTubeでも簡単にその落下や衝撃波到達の様子を見ることができます。ニュースやSNSなどで見た記憶のある方も多いのではと思います。

分析データ

この隕石についてふと思い出し、実物が見れるものなら見てみたいと思っておりましたところ、海外の業者さんのテーブルに置かれたそれに視線が釘付けになりました。かわいく感じました。
ロシアの業者さんでしたが、実際に隕石を拾ったときの動画を見せてくれました。とても面白い方でスマホの翻訳を交えていろいろと教えてくださいました。割れのないまとまった、きれいな形をした小さなものをひとつ仕入れました。
あとで「あの動画もらえないかな」と思ったのと、もしかして証明書を持っているかもと思い再び訪ねました。動画はいただけました。証明書はないとのことですが、説明書を一枚いただきました。
こちらは国際隕石学会(The Meteoritical Society)の公式データベース「Meteoritical Bulletin Database」などに登録されている、チェリャビンスク隕石の公式な英語記載の内容です。

【 内 容 】

隕石
チェリャビンスク
北緯54度49分、東経61度07分
ロシア
落下日時:2013年2月15日 3:22 (世界時)

地球化学(データ提供): (M.A. ナザロフ、N.N. コノンコワ、I.V. クブラコワ、ヴェルナツキー研究所)

鉱物化学組成:
・カンラン石:Fa 27.9±0.35、測定数=22
・斜方輝石:Fs 22.8±0.8、Wo 1.30±0.26、測定数=17
・長石:Ab86
・クロム鉄鉱:Fe/Fe+Mg=0.90、Cr/Cr+Al=0.85 (原子パーセント)

軽質岩石部の主要元素組成 (XRF、ICP-AES、重量%) Si=18.3, Ti=0.053, Al=1.12, Cr=0.40, Fe=19.8, Mn=0.26, Ca=1.43, Na=0.74, K=0.11, P=0.10, Ni=1.06, Co=0.046, S=1.7
原子比: Zn/Mn × 100 = 1.3、Al/Mn = 8.8
備考: 衝突溶融岩石部(岩石が融解した部分)もほぼ同じ元素組成を持つが、ニッケル(Ni)、亜鉛(Zn)、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、カドミウム(Cd)、タングステン(W)、レニウム(Re)、鉛(Pb)、ビスマス(Bi)の含有量が明らかに高い (ICP-MSによる測定)。

分類: 普通コンドライト (LL5)、衝撃段階 S4、風化度 W0

上から、落下した地点場所名、緯度経度が表記されています。
落下時間は世界時(イギリスの旧グリニッジ天文台を通る本初子午線(経度0度)での平均太陽時を基準とした、地球の自転に基づく時刻系)での表示になるため3時22分となっています。現地時間では9時22分でした。
「地球科学」は、著名な研究機関に所属する3人の研究者の氏名と、その所属機関ヴェルナツキー記念地球科学・分析科学研究所の略称です。引用元、ソースということですね。
最後の行の「衝撃段階 S4」は隕石の衝突に関する段階、衝撃変成度です。S1~S7まであり、S4は「中程度の衝撃、衝撃圧15~20GPa」を示します。S6になると「鉱物のガラス化などが発生」とあります。ちなみにモルダバイトは隕石そのものではなく地球の物質が融解し結晶構造を持たない天然ガラスなので、この基準自体にあてはめることはできないのですが、あえてその衝撃を例えるなら一瞬で蒸発・気化して吹き飛ぶレベルのエネルギーなのでS7をはるかに超える衝撃なのだそうです。
「風化度W0」というのは、隕石の風化度合いでW0~W6の7段階に分類されており、W0は「まったく風化していない新鮮な状態」になります。

この隕石は分析結果によると太陽系誕生の頃の原始微惑星起源であることがわかっています。年齢にすると45億年だそう。隕石になって宇宙に飛び出したのが2億8900万年前とのことで、おそらく数万年前に別の天体と衝突してヒビが入り、上空での爆発につながったのだろうと言われています。膨大な時間すぎてもはやポカンです。
また、別の天体と衝突していたことから超高圧・高温の環境下でヒスイ輝石が生成されていたのを、世界で初めて発見された隕石です。他にもいろいろと注目すべきユニークな鉱物や成分が発見されています。
辿った軌跡としては、火星と木星のあいだにある小惑星帯(メインベルト)から旅立ち、地球の起動と交差するアポロ群と呼ばれる小惑星の仲間になって、最終的に地球に衝突したと考えられています。

チェリャビンスク州といえば

チェリャビンスク…?聞いたことあるなと調べたら、やはりウラル山脈、ロシアンレムリアンの産地でもあります。
ロシアンレムリアンの産出された鉱床はアスターフィエフコエ採掘場(Астафьевский карьер)の「Yuzhnyi(Южный:ユジュニー)quarry」という場所です。
ロシア語のアルファベットは難しい笑。地図をみて街の名前が脳内でパッと音になりません。異世界に転生したときの地図みたい笑。ユジュニーは南という意味なのであちこちに同じような綴りがありますし(つまりユジュニー・クォーリーは「南部採掘場」)、西側データベースにロシアの詳しい情報は載せられないような感じで曖昧な部分もありました。それでも情報が見つかるんだからすごいですね。

ユジュニー採掘場はこの隕石のメイン部分の落下地点となったチェバルクリ湖から250km南下したあたりにあります。東京から浜松くらい、名古屋から姫路くらい、函館から札幌くらいの距離です(北海道の大きさよ…)。今は水没しています。
位置関係を調べてGoogleマイマップで地図をつくっておきましたので、どれくらい近いのか遠いのか知りたい方はご覧ください。
ウラル山脈あたりってなんかあるよね、って感じしますね。このあたりのこととなると、すごくワクワクします。
こじつけレベルですけど、昨年塩原氏がよく使っていた石としてライブで紹介してくださったアレキサンドライトも、ウラル山脈で最初に発見・産出された代表的な石のひとつです(当店が販売したのはブラジル・エスピリット産で、ウラル産アレキサンドライトは現在は幻的存在です)。

加勢先生「むずかしい…」

さて、加勢先生にこの石を見せたら「本当に隕石なの?」と、隕石は磁石にくっつくという豆知識を検索して知ったらしく試していました。磁石はくっついたそうです笑。
以下、ちゃんとリーディングを行ってもらい、加勢先生の言葉をなるべくそのまま掲載します。

加勢先生のリーディング

相反する、今持っていて人肌であたたかくしているような状態なんだけど、熱を高めるようにすると冷たくなるような、反発力が強い。斥力が群を抜いて強い。冷たいものに漬け込むとか、冷やすという(温めるとは反対の)チェックができたわけではないけれど。
斥力といえば引力の逆、そして重力の石でもある。ということは、重力=浸透する力が強い
引き寄せの逆、退け合う力で、繊細且つさらさらの砂のようであり、スピード感がある…「ドーン!」ではなく「パーン!」という感じ(はじけるような)。作用は早い。
どこかの星から流れ着いたというよりは、どこかの弾かれたもの。
墨、白と黒しか見えないけど波動は白いから、シンクロがいいはずなのに斥力が働いている。
むずかしいな…自然界に例えると朝焼けに近い。闇を払うわけじゃないけど(光が斥力で闇を開くような)、朝の白いもやのような。
(地球の)自然から発生したものじゃないから、比喩がむずかしい。他の石なら、土の中で育てば「地のエレメントが強い」などの言い方ができるけれど、地球のものじゃないから例えがない。
それでも言うとしたら、このスピード感は火のエレメントに近いし、水のエレメントの感じもある、太陽熱で水が蒸発して爆発するような感じ。パワフルバイタルエネルギーや生命力に近い。
不思議なのは持っていると風が吹く。湿布みたいに、スーッとする。
ヒーリングに使えると思う。痛みをはじくような点では僕は使いやすい。
これらの石自体、とても状態がいいと思う。エネルギーを出せている。

今回のラインナップ

けっこう大きくて、形も完璧です。貴重だと思います。割れて中が見えているのもいいんですけどね。


隕石1:30mm×21mm×21mm、23g


隕石2:27mm×22mm×18mm、14g

回転動画をインスタグラムにアップしましたので、ぜひご覧ください。

すごい勢いで飛んできて弾けて雪にぽすっと埋まったんだろうな。
ぽすっと埋まった雪から、これらの隕石を採集したアレクセイさんの動画をいただきました。許可を得て動画をアップさせていただきました。いやーロシア語は記号笑。

ご存知の方も多い小ネタですけれど、Googleで「meteorite」と検索すると隕石落下が見られますよ!忘れていましたが久々に見て楽しくなりました。
ではでは、引き続きアップ作業を進めます。どうぞお楽しみに!

オンラインショップはこちら

 

桑坂 碧

915,371 views

目に見えないものが普通に認められるようになってきたこの時世に、その時々に少しずつ変わっていく大切なことを逃さず、楽しみ、好きなものに手を伸ばし、書き残してい...

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧