日本三大龍穴「室生龍穴神社」奥宮へお参りにいってきました

DIARY

年末年始は大阪に帰省しておりました。
年始に父母と一緒に関西の寺社仏閣を巡るのが恒例でして、今回はどこへ行こうかと昨年から考えていました。
思いつかない時に行くのは高野山です。雪の白い高野山の景色が美しくて好きなのですが、今年は雪はうっすらで、ケーブルカーが運行しておらず交通事情がややこしそうでしたから、別の場所にすることに。

「だだっぴろい畑とほんわかした仏様のお顔が見たい、そしてできれば古代のチーズ・蘇(そ)を改めて食べてみたい」

と思いましたので、飛鳥寺はどうかと父母に提案しました。
蘇についてはこちらで通販も可です。私も以前、これを頂きました。

しかし「飛鳥寺は他にもどこか立ち寄らないともったいない」ということで近辺を検索、近くに男滝・女滝があって面白そうなのですが、ちょっと雰囲気が求めているものと違う気もしました。
昨年のお正月に桃尾の滝に行って面白かったので、今年も滝が見られたらいいなぁといろいろ検索しておりましたら、大好きな室生寺の近くにも滝と龍穴があることを発見。父母も行ったことはないとのことで、室生寺と龍穴神社、そして龍穴と滝まで見に行こうということになりました。
(昨年の初詣ブログはこちら)

さて、まずは神社からお参りしようかということで龍穴神社に。お天気はちょっと曇り。
父母はこれが楽しみだそうで、蓬餅を一つ買って歩き始めます。このお餅は、その場で餅であんこをくるんで渡してくれます。あったかくてすごく美味しかったです。

室生龍穴神社の龍穴は「日本三大龍穴」のひとつだそう。他は貴船神社(龍穴は非公開)と、岡山の山の中?にあるのだそうです。岡山の龍穴は場所があまり詳しくネットには出ていないみたいですね。「縁があればたどり着ける」系の龍穴だそうです。

室生龍穴神社、杉の木が立派です。門のように対になっています。

境内はそんなに広くも複雑でもなく、この場所だけ。奥に本殿があります。すっごく爽やかで気の美しい神社で感激です。

人の手が入りすぎておらず、ちょうどよく保たれているように感じました。自然の気の状態を理解している人が整地し、建物をたて、日々もお手入れはしているけれど、人の主張が激しくない感じです。
伝わりますでしょうか。人の意図が強く残ってないような、自然優先で、人が動ける場所を作ったような感覚です。
さて龍穴へ。
どこからいくの?と地図を見ていたら、教えてくれた親切な方がいらっしゃいました。ありがとうございます。

階段を降りるのですが、帰りはなかなかきつかった(笑)

龍穴を見られる屋根のついた東屋のような参拝所?があってとてもかわいらしいのですが、お賽銭泥棒がいたようです。
滝の水量は少なめでした。

母曰く、龍穴は中まで続いてるように見えたとのことでした。私は浮かれて、あまりよく見なかったんですよね(笑)。

さて女人高野・室生寺へ。
室生寺は釈迦如来坐像と、如意輪観音像が大好きなのですが、なんと弥勒堂の修繕中で釈迦如来坐像は別の場所へ出張中でした。んあああああー残念!!
「国宝なのに、こんなに外気に触れまくる安置方法なの!?仏様のあり方として美しすぎる!!!」と以前に感激したので、またお会いしたかったんだけどなぁーーー。

今回はこの石仏が素敵でした。軍荼利明王様らしいです、腕が10本あります。

帰りにとろろ蕎麦を食べました、薄めの出汁味に山芋が甘いです。

今回の参拝土産はこちら。
と室生寺の境内に植わっていた紅葉から作ったお念珠(リメイク済)です。鈴はくばられているところにいらっしゃる方が「いい音がするのよ」と教えてくださいました。
龍穴神社では龍を彫った珠のついた水晶念珠がありました、いただけば良かったなぁー。。。

この後、まだ時間があるからと安倍文殊院に立ち寄りました。
父の話では「閑散としている小さなお寺だけどいいところ」ということだったのですが、すごい人で、お参りするにも行列の長さが半端なかったので、ぐるりとまわって帰ってきました。

いろいろとイベントや仕掛けをして頑張っているお寺さんのようで、文殊菩薩=合格祈願、学業向上、ボケ防止で老若男女に人気があるみたいです。

龍穴神社も安倍文殊院も、安倍晴明に関係があるようなので、今年は星の運行など意識してすごすのも良さそうかなと思いました。
こんな一年のはじまりでした、またどうぞお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。

桑坂 碧

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目に見えないものが普通に認められるようになってきたこの時世に、その時々に少しずつ変わっていく大切なことを逃さず、楽しみ、好きなものに手を伸ばし、書き残してい...

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